貴方の薔薇に溺れたい (ページ46)

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ハチャメチャ練習ページ46

ヴ「違うわ。やり直しよ」

リ・リオ「え!?」
なんで？自信あったのに

ヴ「あのね、そこで少女は王子と恋に落ち、その気持ちを伝えるの。たとえれば、まるでリオが本当にリドルに恋をしているような気持ちでやってみて欲しいの」
難しいよ。でもでも、王子がリドル寮長なのは
凄い嬉しいよ！でも、恋。恋か。

リ「リオが、僕に恋？」

ヴ「じゃあ、テイク2、スタート」
恋をしているように

リオ「私、私、貴方の事がここに来てからずっと好きでした」
私は今リドル寮長に恋をしているんだ

リ「僕もだよ。同じ気持ちで凄く嬉しい。
君がよければ僕とこれからも一緒にいて欲しい」
ドキッ
おかしい。演技のはずなのに。心臓が高鳴った
その柔らかい微笑みを見ると顔に熱が集まった。
セリフ言わなきゃ。

リオ「う、嬉しい。」
少し、出遅れた

ヴ「カット!リオ遅いわよ！」

リオ「ご、ごめんなさい」
足を引っ張ってしまった。私、向いてないのかな?

リ「大丈夫だよ。リオも、初めてだから。
気にしないで。次、また気をつけよう」

リオ「はい」
どうして、そんなに優しくするの？
寮長だからかな？
でも、分かった
私

寮長が好き