もう待ちきれない ページ7
ついに、デート当日。
私はお気に入りのワンピースに、白いシンプルなショルダーバッグを身に付けることにした。
楽しみすぎて、もう待ちきれないから予定より15分早く家を出た。
待ち合わせ場所の駅に到着するとなんと、和臣が居たんだ。
「おっ、おはよ。早いね」
いや、和臣の方が早いけど。
「おはよう。和臣こそ、来るの早くない?」
和臣がポケットに手を突っ込みながら答えた。
「だって、待ちきれなかったんだもん」
わぁ、同じだ!
「私も、待ちきれなくって早く来ちゃった」
それで、二人でかなり長い間笑っていた。
笑いが収まってきた頃に和臣が口を開いた。
「じゃ、行く?」
私たちはホームに向かった。
今日は、冬休みということもあって、少し混雑している。
遊園地までは10分くらい。
他の乗客に、高校生くらいのカップルが何組かいた。
それを見ながら、私たちもこんなカップルになれたらいいな、とか考えていた。
私たちは外の景色を見ながら物思いに更けていた。
だから、電車内では一言も言葉を交わすことはなかった。
かれこれしている間に、遊園地直通の駅に到着した。
そこで早速二人で、私が好きなジェットコースターに走っていった。
どうやら、和臣もジェットコースターが好きらしい。
「ジェットコースター、好きなの?」
和臣は前を向いたまま答えた。
「うん、好きだよ」
そうなんだ〜。
「なんか、恐いけど突然急降下する感覚がクセになっちゃうんだよね」
あ、それ分かる〜。
開園直後だったからあまり並ばずに乗ることができた。
ジェットコースターは、思ったよりも恐くて、二人でほぼずっと叫んでいた。
「楽しかったね!」
和臣は乗ったばかりのジェットコースターを見上げながら言った。
「思ったより、高かったよな」
ほんと、それ!
私たちは、この後メリーゴーランドやコーヒーカップに乗ったりして、有意義に過ごした。
2人がお気に入り
「探偵チームKZ事件ノート」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リンゴバナナ(プロフ) - 穂乃花さん» 読んでいただき、ありがとうございます!これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします! (2020年3月22日 2時) (レス) id: 475568ed92 (このIDを非表示/違反報告)
穂乃花 - 完結おめでとうございます! (2020年3月16日 10時) (レス) id: 3a39613abc (このIDを非表示/違反報告)
リンゴバナナ(プロフ) - ももりんごさん» ありがとうございますっ!これからも更新頑張ります! (2020年1月5日 18時) (レス) id: 475568ed92 (このIDを非表示/違反報告)
ももりんご - めっちゃ面白かったです( ^ω^)更新楽しみにしています。 (2020年1月3日 19時) (レス) id: d051f51274 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴバナナ(プロフ) - ひなたさん» コメントありがとうございます!応援ありがとうございます! (2019年12月25日 20時) (レス) id: 475568ed92 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リンゴバナナ | 作成日時:2019年12月20日 13時