22話 二手（1） ページ7
ASide
白石「おなかすいたね」
尾形.A「『・・・・・』」
白石「・・・・・あ！！良かった帰ってきた」
杉元さんたちが獲ってきた丹頂鶴を皆で食べることになった。
でも味はそこまで美味しくない。
アシﾘパ「普段は獲らないけど杉元が【北海道の珍味を食べ尽くしたいんだ】といつも言ってたから・・・」
杉元「言ってねえだろ。俺はそんな目的で北海道を旅してるんじゃないんだよ！」
杉元さんがアイヌのアシﾘパちゃんと手を組んでまで旅をしているのは何故か、
金塊を探っている理由は何か、そういえば聞いたことがない。
アシﾘパちゃんの問いに杉元さんはあっさりと答えた。
杉元「戦争で死んだ親友の嫁さんをアメリカに連れてって目の治療を受けさせてやりたいんだ」
・・・親友の嫁さん。
尾形「【惚れた女のため】ってのはその未亡人のことか？」
白石「え？そうなの？」
尾形様はニヤリと微笑み頭を撫でた。
A『・・・・・杉元さんは優しい方ですね』
杉元「・・・・・え？なんで？」
A『命を掛けてまでその女性を救う為にここまでやって来たんですから』
杉元さんは私と目が合うと小さく微笑んだ。
尾形「・・・滝吉」
A『はい？』
尾形「探している兄さんとやらに全てを打ち明けられたのか？」
A『・・・・・・・・・・』
黙ったまま尾形様を睨みつける。
当の本人は楽しそうに笑い、杉元さんとアシﾘパちゃんは私の様子を窺っていた。
そしてやっぱり、由竹兄さんの反応は無かった。
アシﾘパちゃんの鶴の舞を見て、少し経った頃、こちらに向かって誰か二人が来た。
どうやら皆が知っている人たちみたいだ。
ーー
新しい囚人の情報を聞き、杉元さんとアシﾘパちゃんは谷垣という方を探すことにした。
どうやら谷垣様は何かの事件に巻き込まれているらしい。
アシﾘパ「Aと白石とインカﾗマッとチカパシは向こうを探してくれ」
「仮に合流できなかったとしたら近くの街で待機していろ」
「杉元と私と尾形で谷垣と囚人を探す」
A『・・・・由竹さんとですか？』
アシﾘパちゃんは私の顔を見つめ、頷いた。
そして。
アシﾘパ「覚悟を決めろ滝吉」
「きっとお前なら大丈夫だから」
アシﾘパちゃんの瞳が綺麗に光った。
A『・・・どうかお気をつけて』
私達とアシﾘパちゃん達は別々の方向にへと歩き出した。
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よいよいの宵さん(プロフ) - ありがとうございます！早速見に行ってきます！ (2022年9月3日 1時) (
レス) id: ab89395776 (このIDを非表示/違反報告)
白文鳥【元】(プロフ) - よいよいの宵さんさん» 有り難う御座います🥺🙏【白文鳥∧( 'Θ' )∧】で出てくると思われます･･･【不屈の羽】という作品はpixivで全話投稿済みです！ (2022年9月2日 23時) (レス) id: 1bc2ea2efe (このIDを非表示/違反報告)
よいよいの宵さん(プロフ) - pixivも見に行こうと思うんですが名前はなんですか？教えてくださると嬉しいです！色々と把握しました！ (2022年9月2日 23時) (レス) id: ab89395776 (このIDを非表示/違反報告)
白文鳥【元】(プロフ) - よいよいの宵さんさん» 嬉しいお言葉を有り難う御座います！垢が切り離されてしまったためここでの創作は卒業致しました😭💦pixivで現在活動を再開しております。カラコエも時間を見つけ書き直す予定です。そちらで是非また読んでくださると嬉しいです！ (2022年9月2日 22時) (レス) id: 1bc2ea2efe (このIDを非表示/違反報告)
よいよいの宵さん(プロフ) - 楽しみに待ってます！！白石落ちが少なくてこんな作品探してました！更新頑張ってください！！待ってます！！ (2022年8月26日 17時) (レス) @page19 id: ab89395776 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白文鳥 | 作成日時：2021年3月7日 11時
