寂しくなったらまた 01 ページ16
たまに、どうしようもなく不安になる時がある。
｢(俺、ここに居てええんかな)｣
雨粒が窓を叩くのをぼんやりと見つめながら、ゾムはそんな事を考えた。
ゾムは、あまり自分に自信を持てるタイプではなかった。
自信を持てないと言っても、戦闘力は高いという自覚はあるし、必要とされている事も分かっている。
けれど、それが自分である必要は無いのではないか。そう思ってしまうのだ。
｢(…駄目だ、これ以上考えるな)｣
どんどん悪い方向に行ってしまう思考を止めようと、ゾムはその場から立ち上がり部屋を出る。
しかし巡る思考は止まらない。
俺は本当に必要とされているのか？俺より強い奴が現れたら捨てられるんじゃないか？
皆がそんな事を考えているはずはないと分かってはいるのに。
どうして。
駄目だ。
やめろ。
｢(やめろ、考えるな)｣
雨に濡れるのも無視して、外に飛び出す。そうでもしないと、気が狂ってしまいそうだった。
雨の音がやけにうるさく感じて、ゾムは目をきつく瞑り、耳を塞ぐ。
｢(嫌だ。嫌だ、嫌だ…！)｣
違う、俺は必要とされている、まだ、俺は。
『ぞむ』
突如聞こえたその声は、何故だかはっきりと聞き取れた。
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重(プロフ) - 緋彩さん» 緋彩様、コメントありがとうございます。小さい女の子とお兄さんがほのぼのしてるのが好きなんです…可愛いと思ってくださり嬉しいですー！ (2019年1月18日 21時) (
レス) id: 2985056c9f (このIDを非表示/違反報告)
緋彩(プロフ) - 主人公も可愛いんですが､個人的にショッピ君がにゃーって言ったの可愛い！ (2019年1月18日 20時) (レス) id: 5f8954327f (このIDを非表示/違反報告)
重(プロフ) - 結衣さん» 結衣様、コメントありがとうございます。ふえぇ…嬉しいです…読んでくださりありがとうございました……！ (2018年12月30日 20時) (レス) id: 2985056c9f (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - はえぇ...すごいですぅ...完結お疲れ様です (2018年12月30日 19時) (レス) id: 462408b9f9 (このIDを非表示/違反報告)
重(プロフ) - 杉山さん» 杉山様、コメントありがとうございます。早速見て頂けたようで嬉しいです！大変お待たせしてしまいもしかしたら忘れてしまっていないかと心配しておりましたが、覚えていてくださったようで良かったです…！素敵なリクエストありがとうございましたー！ (2018年12月23日 8時) (レス) id: 2985056c9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：重 | 作成日時：2018年7月15日 18時
