[リク]おそ松&カラ松 ページ24
今日で
あの2人に監 禁されてから1週間が経とうとしている。
外に出たい気持ちでいっぱいだが、あの2人に言っても……
「え、A外に出たいの?」
「A、外にはお前を狙う狼がうろついているからダメだ」
「そ、Aは可愛いんだから」
「なあ…外になんかより」
「「俺らと遊ぼう?」」
『………はぁ…』
正直、諦めかけてる。
いや…あの日、彼らに出会った時にはもう______
【1週間前】
Aの家にて
「Aは長男である、俺が貰う」
「いいや、兄貴。彼女はこの俺が責任を持って嫁に貰う」
この言い合いをするのは何百回目だろうか。いい加減、飽きて私のことより違う女の子にアタックした方が良いのに。
っていうか、私…彼氏いるんだけど。
早めに教えた方が良いのかな?
「俺のだ!!!」
「いいや、俺のだ」
『…あの』
「「どうした?!A!!!!」」
『えっと……その…実は______』
私は言いにくそうに、もじもじと小声で「すでに相手」がいる事を告げた。
すると二人の内、1人は
「はぁ?!何それ、聞いてねぇし!!!
命令だ、すぐに別れろ」
彼は私のケータイを奪い、勝手に色々と操作をし始める。
もう1人は
「かれし……?
きっ…聞いてないし……おれ、そんなの聞いてない…っ……う、う”あああぁぁぁぁぁあん!!」
ポロポロと涙を流し、ヘタリと床に座り込む。
私はカラ松くんの涙を拭くのに精一杯で、おそ松くんからケータイを取り返すことを忘れていた。
『もう泣かないで?ね、カラま「A…こいつか。お前のカレシさんって」
ユウくんの写真……ぁッ…!!!』
ハッ…として口を押さえる。
「へぇ、“ユウくん“って言うのか。」
私の焦った様子を見て
にやにやしながらスマホに何かを打ち込んでいく。
「はい」、とケータイを返されると
私はすぐにケータイの画面を確認をする
『何これ…』
メールが発信された後だった。
そのメールの内容を見ると
[私と別れて。好きな人が出来た]
『こんな嘘……酷い』
「んあ…?…ってかカラ松〜
何時まで泣いてるの?A、彼氏と別れたってよ」
「本当か、おそ松!」
さっきまで大泣きしていたカラ松くんは、別れたと聞くとバッと顔を上げ、また何時もの余裕な表情を見せる。
ああ、そうだ
その後だ。
私が、彼らにこの薄暗い密室に
追い詰められて、閉じ込められたのは。
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◇ Nana ◇(プロフ) - ゾクゾクして面白かったです…!!!(^ω^*) (2016年3月2日 14時) (レス) id: ab05efbc2d (このIDを非表示/違反報告)
やま松 - ちょとカラ松が切れたらヤバイヤバイヤバヤバーイww (2016年1月7日 12時) (レス) id: d0a4bec8ca (このIDを非表示/違反報告)
+♂(プロフ) - . (2016年1月4日 22時) (レス) id: 9a44bb5f71 (このIDを非表示/違反報告)
☆メロディ☆@一松(プロフ) - ギーラさん» 君に頼んでよかったよ(涙ぼたぼた)あー、カラ松兄さんとかもいなぁ…(チラ) (2015年12月31日 17時) (レス) id: dce3d3ec90 (このIDを非表示/違反報告)
雪音@カラ松Girl兼南伊領(プロフ) - ギーラさん» ありがとうございます!!!どうしても続きが気になってしまってw更新頑張ってください!! (2015年12月31日 15時) (レス) id: 66afaca7c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ギーラ
作成日時:2015年11月29日 14時