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第9話 ページ16

 

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『や…やめて!!離して……』


「そんな事 言って…本当は俺に触れられて嬉しいんだろ?」



一見、この会話を聞いたらAがタチの悪い奴にナンパをされている様にみえるが……実際は



『わ…私は、一松くんを探してたの…!!

カラ松くんじゃないの…!』


「ふっ…そう照れるな。俺とのデートに来てくれたんだろ?my,ハニー…」


『だから違うって!!』



そう。しつこくナンパをしていると思われた人物は…

全然、人の話を聞かずに自分とのデートに来てくれたと勘違いをしている松野家次男。


松野カラ松だった。



『今日はカラ松くんとじゃなくて…

『一松くん』と遊ぶ約束をしてるの』


「…そういう嘘を言う口は、


塞ぐz「死ね…クソ松」……一松」



『い…一松くん!!!』


まさに救世主による登場により、Aは安心してその場にペタリと腰が抜けてしまった。




『あっ…』


「ん?どうした、myエンジェル?」


「これ以上喋るな、クソ松…」



ギッ、と睨む一松。


何時ものカラ松なら大人しく身を引くハズだが、今日のカラ松は異常にしつこかった。



「・・・一松。俺は今、Aとデートする予定なんだ。邪魔をしないでくれ」


「…は?何言ってんの…Aは僕と約束したんだよ…」


「ならAに聞いてみよう。


俺と一松、どっちとデートしたい…?」



『ひっ…』



今日のカラ松は異常。誰もがそう思うだろう。Aのあごをクイッと持ち上げ、自分の顔を近付けてそう聞いた。




『あ…えっと……っ……一松くんと、約束したから…』



「………ハ?」


信じられない。そんな顔をしてAを見つめるカラ松。


そこに一松が「はっ…」と笑い、馬鹿にしたような風に、いまだ放心状態のカラ松に向かって言った。





「ふん。…ほらな

…クソ松、お前はさっさと消えろ」



一松の一言で、





ぷっつん。





カラ松の何かが切れた。

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◇ Nana ◇(プロフ) - ゾクゾクして面白かったです…!!!(^ω^*) (2016年3月2日 14時) (レス) id: ab05efbc2d (このIDを非表示/違反報告)
やま松 - ちょとカラ松が切れたらヤバイヤバイヤバヤバーイww (2016年1月7日 12時) (レス) id: d0a4bec8ca (このIDを非表示/違反報告)
+♂(プロフ) - . (2016年1月4日 22時) (レス) id: 9a44bb5f71 (このIDを非表示/違反報告)
☆メロディ☆@一松(プロフ) - ギーラさん» 君に頼んでよかったよ(涙ぼたぼた)あー、カラ松兄さんとかもいなぁ…(チラ) (2015年12月31日 17時) (レス) id: dce3d3ec90 (このIDを非表示/違反報告)
雪音@カラ松Girl兼南伊領(プロフ) - ギーラさん» ありがとうございます!!!どうしても続きが気になってしまってw更新頑張ってください!! (2015年12月31日 15時) (レス) id: 66afaca7c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ギーラ
作成日時:2015年11月29日 14時

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