検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:27,730 hit

第2話 ページ2

A「おいー!
生きてるアルカー?」

総悟は顔を真っ赤にしたまま、俯いてしまって顔を上げない。寝ているのでは…?と変な心配までしてしまう。

総悟「ぜ、全然大丈夫ですぜ!」

そう言っているが、まだ顔は真っ赤で説得力がない。そんな総悟を見て私は少し笑を零した。

A「そうアルカー?
にしては、顔が真っ赤ネ!」

なんて笑っていると、急にムスッとして私の頬をつねってきた。

A「なにひゅるひゃるあ!?」
訳:何するアルカ!?

私がつねられているのを見ると、笑いをこらえていたらしい総悟が吹き出す。私も負けじと、総悟の頬をつねり返した。

突然スパンッという音と共に、襖が開き土方さんが現れる。

土方「おい総悟、話したいことが……
すいませんでした」

私たちの様子を見ると、頭を下げて走って行ってしまった。

A「今感じがいされたヨナ」
総悟「嗚呼、されやしたね」

A「待つアルー!」
総悟「待ちやがれ、土方コノヤロー!」

私たちはほぼ同時にそう叫ぶと、襖を蹴破り。縁側を走り出す。土方さんを探すために片っ端から、襖を開けまくった。

総悟「いやした?」
A「いないヨ!」

2人の焦ったような声だけがこだまする。まずい…このままだと、感じがいされたままになってしまう。私の頬に汗が伝った。

総悟「ちょいと、ここで待ってて下せェ」

そう言うと、総悟はどこかへ走り出した。数分後に戻ってきた総悟の手には、タオルがあった。

A「ありがとヨ」
総悟「べ、別に」

そう言ってふいっと顔を背ける総悟の顔は、言うまでもなく、真っ赤になっていて。まるで、トマトみたいだった。

タオルで汗をふくと、再び2人で走り出した。

第3話→←第1話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
90人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 神楽の姉
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:マロン | 作成日時:2018年11月5日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。