♦ただいま兵長、一目惚れ中！！【リヴァイ】♦ (ページ2)

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love at first sight one ページ2

リヴァイside

毎日、変わらずに書類を書き続ける。

…エルヴィンの野郎。こんなに出しやがって…

まぁ、ほぼあのクソメガネのせいでもあるが。

奴がためたせいでオレの方に回ってきたのだ。

後で見つけたら削いでやる。

イラついていると、礼儀のいいノック音が聞こえた。

入れと言うと入って来た。

「リヴァイ兵長…?体調は大丈夫ですか?…コーヒーを淹れてきました」

「あぁ、問題ない」

この女の名前はA・ピスティ

まぁ、まだガキだな。

だが、そのガキにオレは今夢中になっている。

柄でもねぇが、オレはこいつに一目惚れというやつをしてしまった。

勿論、こいつは気付いてねぇ。

知ってるのは、エルヴィンとミケに…運悪く一番最初に気付きやがったクソメガネだ。

「兵長…?どうかしましたか…?」

オレの顔を控えめに覗くこいつ。

男の前でそういう事するんじゃねぇ。…他の奴にも同じ事をやっているのか…?

「疲れたなら代わるのでいつでも言って下さいね?」

「あぁ、ありがとな」

微笑むこいつにオレの表情も緩む。

それも誤魔化すかのように頭を撫でる。

「わっ…へ、兵長…!!///」

恥ずかしいのか顔を紅くする。

「…その顔をオレ以外に見せるなよ」

勿論、鈍いこいつは頭に?を浮かべている。

そして急に申し訳なさそうに

「いつもすみません…ハンジさんの書類をこんなにも…」

…何でお前が謝るんだ。

お前は優しすぎる、そんなんだとすぐに何処か連れて行かれて食われるぞ。

「お前は悪くねぇよ。…だから、気にするな」

「で、でもっ…何か出来る事はありませんか…?」

…なら、少し甘えさせろ。

「…じゃあ、お前はオレの傍にいろ。それでいい」

一瞬、間抜けずらを見せる。だがこいつだから可愛い小動物にしか見えねぇ。

「分かりました。あなたの傍にいます」

オレの好きなあの笑顔で微笑むこいつに鼓動が速くなる。

Aが欲しい。

欲しくてたまらない。

お前を誰にも渡す気は毛頭ない。

A…好きだ。