田村先生との日常【オリジナル】

11月24日(火) ページ10

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『ふんふ〜ん』

今日、私は凄く上機嫌だった。



なんと、後期だから違う委員会に入れる。


つまり…先生の委員会に入れる！！



私は委員決めで即座に手を上げ、
見事に学生委員会に入る事ができた。


そして今から委員会。


私の席は一番後ろ。


ちなみに陽向は私の前(もちろん同じ委員会。)




「はい、じゃあ始めまーす」


先生が扉を開けて入ってくる



先生とこうやって集まるのは部活以来。



そんな事を考えているとこっちに近づいてきた。



ぇ？


ぇ？






怒られる？




ちょっと怖くて目を瞑った瞬間。


ｶﾞﾗｯ

と隣で椅子を引く音がした。



『へ？』


「どした？」


何食わぬ顔で隣の席につく。



『…』




「…」




「お前、最近ー」


不意にガヤガヤで聞こえなかった。


『…』

聞き返そうか？




いや、止めとこう。






だってきっと


「お前、最近勉強頑張ってんな。」


とかだったから。




『受験生ですから』



私の言った言葉に笑い納得した顔をした。
　




寂しい。

そんな顔をしてくれたと思ったのは私だけだろうか。

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