俺/おれ/僕たちが惚れたのは、貴女が可愛すぎるから悪いんです！！【白鳥沢】

３話:東京に着いた ページ4

着いた。体育館おっきいな〜。


元々東京の音駒と梟谷は既に来ていて、同じ宮城の烏野と青城はまだらしい。


主将同士が挨拶を交わして、私は梟谷のマネのところに行く。


『あっ！いた！』


結構早く見つかった。


雀「あっ！A！久し振り！」


雪「久し振り〜。」


二人とも、相変わらず可愛い。


『久し振り。潔子はまだ来てないのかな？」


雪「う〜ん……。あのバスが青城ならね〜。」


えっ！？と思い、勢いよく後ろを見ると、バスが来ていた。


烏野でありますよーに。


その願いは届いて、来たのは烏野だった。


潔子の隣にいる子は、新しいマネかな？


潔子達は私に気づいて、小走りにやって来た。


『潔子、久し振り。』


雪「久し振り〜。」


雀「元気にしてた？」


清「うん。久し振り。元気だよ。」


久し振りの再開に、私達はテンションが上がっていた。


話していると、潔子の隣の子が挙動不審になっていることに気付いたから、声をかけてみた。


『大丈夫？』


私を見ると顔を赤くして、さらにおどおどした。


怖かったかな？


清「この子は烏野の新しいマネージャー。谷地仁花ちゃん。」

あっ。やっぱり。


谷「や、谷地仁花であります！」


緊張しながらも、一生懸命さが伝わる。


『１年生？』


谷「はっ、はいっ！」


どうりで可愛いわけね。


潔子は相変わらず美人ね。


その時に来たのは青城だった。


及「あっ！白鳥沢のマネちゃん！梟谷のマネちゃんと烏野のマネちゃんもいる！」


げっ。及川徹……。


しつこく連絡先を聞いてくるから、さっさと中に入ろうとした。


「おぃかわせんぱぁーぃ♥待ってくださいよぉ〜。」


猫なで声で及川徹の名前を呼ぶ声が聞こえ、私は足を止めた。


こんな子、去年はいなかった。１年生かな？


振り返って見ると、流石にギョッとした。


その子は厚化粧していた。怖いんだけど……。


性格がいい子なのを願っておこ。


『及川徹。あっちで主将達待ってる。』


流石に可哀想だと思って、及川徹を逃がした。


及「ほ、ホントだ！行ってくるねー！」


及川徹は急いで主将達の方へ行った。


すると、チッと舌打ちが聞こえた。


「折角及川先輩と話そうと思ったのに……。」


さっきとは打って変わって、ドス声で私を睨む。


あぁ。これきっとあれだ。


悪女だ＿＿＿。

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