俺/おれ/僕たちが惚れたのは、貴女が可愛すぎるから悪いんです！！【白鳥沢】

１２話:悪女の悪巧み ページ13

順位が上がりました！

有り難うございます！
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣


顔を赤くしたのを見られないように、天童の胸板に顔を押し付ける。


天「(Aチャン。胸が当たってるのは自覚してないのかな？)」


瀬「だっ、大丈夫か？」


この心配したような声は、瀬見だろうな。


瀬見の顔を見ないまま、フルフルと首を横に振る。


白「保健室に行って、少し落ち着いたら良いんじゃないですか？」


確かに。そうしよっかな？


今度は首を縦に振った。勿論、顔は見なかったけど。


牛「なら俺が付き添おう。」


そういって、ヒョイッと牛島が私をお姫様抱っこして、歩いた。


……………お姫様抱っこ！？


『ちょっ、やだっ！皆見てる！///』ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ


バカバカっ！


牛「………？迷惑だったか？」ｼｭﾝ


シュンと落ちこまれると、何も言い返せなくなった。


兎に角顔を見られないように、天童の時みたいに牛島の胸板に顔を押し付ける。


天童に抱き着いている時は恥ずかしすぎて気付かなかったけど、牛島の匂いがする。


牛島の匂いが妙に安心して、いつの間にか私は眠っていた。


「(何あの可愛い生き物！？)」


牛「(愛らしいな……)」


￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣


南side


はぁ！？何アイツ！！


部員にビンタしたくせに、何であんなに愛されてるワケ！？


私は無意識に、長い爪を噛んだ。


白鳥沢だけじゃない。


烏野も、梟谷も、音駒も、他校のマネージャーも…………。


青城の皆も……。


皆、アイツを目で追っている。他のマネージャーとは違う、熱い眼差しを向けている。


その視線は、本来私に向けるべきなのよ！！


ホント、何なの！？


ちょっとは使えると思ってたのに………。


バキッと爪が割れる音がした。


けど、誰もその音が聞こえてないように反応しない。


あーもう！！イライラする！！！


そこで私は思いついた。


そうだ。アイツのせいで私が愛されないのなら……









アイツを陥れれば良いんだぁ♪


ふふっ。私ってば、可愛い上に天才じゃない♪


覚悟してなさい。


凉篠宮A______。

１３話:魔女と天使→←１１話:照れ隠し？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す