GENE's My Girl ... ？

▽ ページ33

Ryota side





朝起きたら、マネージャーさんからLINEが来ていて

「 玲於、誰かの部屋に行ってますか？」という内容で。どうやら彼は自分の部屋に居ないらしい


“ こっちには来てないです ”


そう送るとすぐに既読はついて

“ 了解です、ありがとう！” との返信。




涼太「 こんな朝までメンさんと一緒か … 」




昨日の夜、メンさんの部屋でゲームするって会話してたから
多分オールで対戦でもしてたんかな





せや、Aはもう起きてるかな

まだ寝てるかな Aはねぼすけさんだし。
俺が寝起きドッキリでも仕掛よっかな


なんて、最初は軽い好奇心。




涼太「 … おっ邪魔しまーす 」




マネージャーさんに理由を説明して、スペアキーをもらった。

女子だし寝込みを狙ったらアカンかな、と思いつつも
流石に冬やし服くらいちゃんと着てるやろ！と自問自答。





裕太「 … 何してんの？」


涼太「 今からAの寝起きドッキリする！」

裕太「 よっしゃ俺も行くわ 」





Aの部屋の両サイドの俺たちで、そっと侵入

起きないように電気はまだつけない
でもカメラの準備はバッチリ出来てる



涼太「 おはよーございまーす … 」




某番組のように小声でレポートする

裕太くんも眠い目を擦りながら俺の後をついて来る

どんな可愛い寝顔なんかな
またぬいぐるみでも抱き締めてねてたりして


なんて、想像しながらベッドを見た俺







でも、Aが抱き締めてたのは

布団でもぬいぐるみでもなかった






涼太「 … は？何やねん、これ 」


裕太「 嘘やん、え？… 誰これ、玲於？」






向かい合って寝てるAと玲於

何でここに玲於が居るのか

あぁ、それで部屋に居なかったんだな
って … そんなん今はどうでもいい



1番俺がびっくりしたのは 玲於の胸元にAが顔を埋めて ぎゅっとくっ付いて寝てる事


何なんマジで

部屋入ってコレはないわ






涼太「 … おい、何してんねんうちのAに 」

裕太「 せやせや！お前何しとんじゃボケ 」



玲於「 …… っ、るさ 。何もう … 」





Aが心地よく寝てるとか考えずに

俺は1秒でも早く二人を引き離したい一心で玲於を叩き起こした。

玲於はAを抱きしめたままだるそうに目を開いて俺らを捉えた






玲於「 … 何でここいんの 」


涼太「 それ、こっちのセリフや 」





コレがチャイナツアー中に起きた

通称「添い寝事件」ってやつ。






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