# k.r ページ16
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Aネックレス失くしちゃった…本当にごめんなさい。
今朝、Aからのそんなメッセージに少しだけ気持ちは沈んだ。
なにより、俺よりも失くしてしまったことに落ち込んでいるAが心配でならない
昨日はちゃんと付けてくれていたのに。
ま、また今度違うものをプレゼントすれば良いか
Aが余計な心配しないように「大丈夫だよ」と返信を送る。
玲於「 … はぁ 」
メン「 どうしたの、さっきから溜息ばっかり 」
玲於「 別に何もない 」
昨日は先に帰る、とルンルンで帰って行った玲於も
今日は朝からやたらと機嫌が悪い。
何か気に入らないことがあったのか、ずっと眉間に皺を寄せている
そして、いつもよりメンさんへの当たりが強い
亜嵐「 マジでどうしたの玲於 」
玲於「 なーんかさ、俺の飼い猫なのに勝手に変な餌与えてる人がいるみたいなんだよね。」
亜嵐「 あ〜、Aちゃんだっけ？久々に聞いたな 」
玲於「 ほんと、俺の可愛い子猫ちゃんなのに。勝手に触んなって。人のモノなのに 」
そういや久しぶりに聞いた、玲於が拾った猫の話。
彼の異常な愛情は健在で 未だにその「A」という猫を溺愛しているのは確か
いや、前よりも愛情がひどくなっている気がする
裕太「 俺も嫌やな〜、ペットホテルの店員さんに懐かれるとヤキモチ妬く。」
玲於「 … ほんと、俺のものなのに 」
玲於の過度な愛情や独占欲は前々から少し気になってはいたけど
なぜか俺の顔を見てそう言い放った
まるで、俺に忠告してるかのようにも思える
涼太「 … そんな心配やったら、外に出られへんようにするとか。首輪付けたら？」
玲於「 閉じ込めてるよ。それなのに別の奴んトコで変な首輪付けて帰ってきたんだよ。」
閉じ込めてるよ、なんて言葉だけ聞くと変な感じだ
それに玲於は「 まぁ、そんなの捨てたけど 」なんて鼻で笑う様に言ったから
なんだか俺は彼の事が少し怖く思えてしまった。
玲於「 ねぇ、涼太くんもそう思わない？」
涼太「 え、何が？」
玲於「 人のモノに勝手に手出すとか、そんな最低な事 … 涼太くんはしないでしょ？」
玲於の目は、至って真剣だった。
俺だってそんな事はするはずないし、したくもないけど
一瞬、脳裏によぎったのはAが依存してる家主と存在だ。
俺はAをそいつから、奪いたいし
そいつの元に置いてはおけないとさえ思っている
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ebichan(プロフ) - RAZU .さん» 本当ですか？嬉しいです、、、 (2019年6月22日 6時) (
レス) id: 88c81ce664 (このIDを非表示/違反報告)
RAZU .(プロフ) - 今更ながらにものすごく素敵で涙が止まらないお話でした、、(TT)原曲もとても大好きで、玲於くんと涼太くんという組み合わせも好きなので私にとってぴったりのお話でとても読みやすかったです(TT) (2019年6月22日 2時) (レス) id: 018a2a124c (このIDを非表示/違反報告)
ebichan(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます！泣いてしまったなんて、、、嬉しいです！ (2018年10月20日 18時) (レス) id: 88c81ce664 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 読みながら泣いてしまった。最後どっちとも離れるという展開がまた切なくなっちゃいました。切ないけど、面白かったです。 (2018年10月20日 18時) (レス) id: 697070514c (このIDを非表示/違反報告)
シーザー(プロフ) - とても面白かったです！！感動をしました！！ (2018年6月14日 20時) (レス) id: 5e784ada86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えびちゃん
| 作成日時：2018年4月16日 1時
