いつになったら諦められるのかな…？ (ページ1)

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入学式ページ1

貴方side

ピピピピ…ピピピピ…

貴「ん～…。今何時…？7時2分…。起きよ…。」

体を起こすと見えたのは、ピンクチェックの黒のスカートに白いカッターシャツ。カッターシャツの上に羽織られた紺色のブレザー。カッターシャツの上に掛けられた赤いリボン。新品の制服だ。

今日から高校生になるんだ。今更だけどねww

貴方「おはようー」

帰ってくるはずのない返事。

両親は親友達と旅行に行った際、運転手の居眠り運転による事故で死んだ。その後妹は施設に入った。だから私一人の家になった。ローンは払い終えた。おじいちゃんが大手企業の取り締まり役だったからすぐに払ってくれたの。

慣れた。けど慣れてない。早く学校行って友達作りたいな…。

貴「さっさと支度しよ」

私は新品の制服に身を包んだ。するとタイミング良くなったインターホン。

貴「はーい」

凛花「Aー！！おっはー！てかやば！やっぱ美人が着る制服は違いますなぁ～」

貴「いや誰が美人なのよww」

凛花「いやあんた美人なんだから自信もちなよ！！」

かれこれ15分ぐらい喋った頃か…。校門に着いた。

凛花「わぁー！！やば！最近できた高校は違うねぇ！ね！A！写真とろ！」

貴「撮ろ撮ろ！」

そして私達は生徒玄関に行き、クラスを見た。

凛花「私ら同クラじゃん！まじ神～！！」

貴「よっしゃ！！助かるわ～。ぼっち回避ww」

教室に入り席を見た。またまた奇跡が起きた。だけど…。あんなことになるなんて…。
気づかなかったの…。奇跡だよ…。嬉しいよ。でも嬉しいのはその時だけ。

凛花「私Aの斜め前じゃん！！私の隣…。片寄涼太？だって！」

貴「私の隣…。白濱亜嵐？って人」

凛花「イケメンだといいな～♡」

貴「語尾にハートが見えるような言い方しないでよww」

あぁ…。なんで関わっちゃったんだろう。私の初恋最悪だ。