検索窓
今日:11 hit、昨日:1 hit、合計:21,884 hit

ページ36

じらいちゃん視点




じ「怖いよ、、、しるこさぁん、、、みんなぁ、、、」


じらいちゃんはうまく岩陰に隠れて難を逃れたが、怖くてその場で動けなくなっていた。




ス「くそぉ。まさか我が輩の弱点を知ってる奴がいるとは、、、」




スノアーがぶつぶつ文句を言いながら帰ってきた。




じ(まずい!どうかバレませんように、、)





じらいちゃんは息を殺してその場をやり過ごそうとした。





すると突然、じらいちゃんが隠れている岩が動き出して丸腰になってしまった。じらいちゃんが後ろを振り返ると鼻を傷つけたスノアーが悪い笑みで彼を見つめていた。





ス「みぃつけたー!」




じ「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!」




じらいちゃんは一目散に逃げる。




じ「ふぇーーん。やだーー!助けて〜」





ス「おい!待てぇーーー!」




じらいちゃんは楽器を持っているためうまく泳げない





『じらいちゃん!』





目の前からAが来たのが見える。





じ「Aちゃん!逃げてー!」





じらいちゃんはAを巻き込まないように方向転換した。





『え?じらいちゃん!ちょっとまって!』




じらいちゃんはひたすらスノアーから逃げる。

残念なことに行き止まりにぶち当たってしまった。





ス「やっと追いついた。もう逃げないのか?小僧。今日は散々やられてばかりだったが、貴様だけは食い殺してやる!」



スノアーは大きな口を開けてじらいちゃんにゆっくり迫った。




スノアーの歯は鋭く手のひらくらいの大きさで端から端まで並んでいた。




半分涙目になって前が見えない。




『スノアー!やめて!』




Aは助けたいけど、スノアーが大きすぎて道を塞がれてしまった。





じ「んーもう!どうにでもなれーーー!」






じらいちゃんは目をギュッとつぶって雑に真珠のたて琴を引いた。









ポロロロロロン




まるでシルクのような優しい音色が海全体を包んだ。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
41人がお気に入り
設定タグ:BinTRoLL , bintroll , ビントロール   
作品ジャンル:ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

NaCl/Shio(プロフ) - viviさん» コメントありがとうございます!ワクワクしていただけてとても嬉しいです〜頑張ります!! (2021年5月29日 7時) (レス) id: 4ec448b383 (このIDを非表示/違反報告)
vivi - 毎読ませてもらってます!どうなっていくのか楽しみでワクワクしてます。頑張ってください!! (2021年5月28日 22時) (レス) id: 733964e1e5 (このIDを非表示/違反報告)
NaCl/Shio(プロフ) - meさん» 読んでいただきありがとうございます!少しずつ自分のペースで進めて行けたらなと思っております。ぜひ楽しみにしててください!頑張ります! (2021年5月16日 17時) (レス) id: 91a4aaa5a1 (このIDを非表示/違反報告)
me(プロフ) - 不思議な世界線のお話ですね!今まであまり見たことがないお話なのでとても楽しみです。更新頑張って下さい! (2021年5月16日 16時) (レス) id: 47178bfabc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:NaCl/Shio | 作成日時:2021年5月14日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。