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じらいちゃん視点
じ「怖いよ、、、しるこさぁん、、、みんなぁ、、、」
じらいちゃんはうまく岩陰に隠れて難を逃れたが、怖くてその場で動けなくなっていた。
ス「くそぉ。まさか我が輩の弱点を知ってる奴がいるとは、、、」
スノアーがぶつぶつ文句を言いながら帰ってきた。
じ(まずい!どうかバレませんように、、)
じらいちゃんは息を殺してその場をやり過ごそうとした。
すると突然、じらいちゃんが隠れている岩が動き出して丸腰になってしまった。じらいちゃんが後ろを振り返ると鼻を傷つけたスノアーが悪い笑みで彼を見つめていた。
ス「みぃつけたー!」
じ「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!」
じらいちゃんは一目散に逃げる。
じ「ふぇーーん。やだーー!助けて〜」
ス「おい!待てぇーーー!」
じらいちゃんは楽器を持っているためうまく泳げない
『じらいちゃん!』
目の前からAが来たのが見える。
じ「Aちゃん!逃げてー!」
じらいちゃんはAを巻き込まないように方向転換した。
『え?じらいちゃん!ちょっとまって!』
じらいちゃんはひたすらスノアーから逃げる。
残念なことに行き止まりにぶち当たってしまった。
ス「やっと追いついた。もう逃げないのか?小僧。今日は散々やられてばかりだったが、貴様だけは食い殺してやる!」
スノアーは大きな口を開けてじらいちゃんにゆっくり迫った。
スノアーの歯は鋭く手のひらくらいの大きさで端から端まで並んでいた。
半分涙目になって前が見えない。
『スノアー!やめて!』
Aは助けたいけど、スノアーが大きすぎて道を塞がれてしまった。
じ「んーもう!どうにでもなれーーー!」
じらいちゃんは目をギュッとつぶって雑に真珠のたて琴を引いた。
ポロロロロロン
まるでシルクのような優しい音色が海全体を包んだ。
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NaCl/Shio(プロフ) - viviさん» コメントありがとうございます!ワクワクしていただけてとても嬉しいです〜頑張ります!! (2021年5月29日 7時) (レス) id: 4ec448b383 (このIDを非表示/違反報告)
vivi - 毎読ませてもらってます!どうなっていくのか楽しみでワクワクしてます。頑張ってください!! (2021年5月28日 22時) (レス) id: 733964e1e5 (このIDを非表示/違反報告)
NaCl/Shio(プロフ) - meさん» 読んでいただきありがとうございます!少しずつ自分のペースで進めて行けたらなと思っております。ぜひ楽しみにしててください!頑張ります! (2021年5月16日 17時) (レス) id: 91a4aaa5a1 (このIDを非表示/違反報告)
me(プロフ) - 不思議な世界線のお話ですね!今まであまり見たことがないお話なのでとても楽しみです。更新頑張って下さい! (2021年5月16日 16時) (レス) id: 47178bfabc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NaCl/Shio | 作成日時:2021年5月14日 18時