《ガイストクラッシャー》女子チーム！【合作】

第一章 七幕 これは遊びであり遊びでない ページ17

ある日のGCG、女子チームはいつものトレーニングを終えて談話室でテレビを見ていた。テレビには幼稚園児が鬼ごっこ、ドッチボールなどをして遊んでいた。

「子供は元気で無邪気でいいわね」

「そっそうだね」

ウォールとレインがテレビを眺めながら話していると、今度はおままごとのシーンが流れた。
最近の子供はませているもので、生まれて二桁もいってないのにウワキやフリンという言葉を連呼していた。多分意味は知らないと思うが。
おままごとのシーンをジッと見ていたシトリンは、目を輝かせながらねぇみんな…と言った。

「私達もおままごとしよう」

「…え？何で？」

「童心に帰りたくなってきたの。幸いここには女子チームしかいない、いつやるか、今でしょ」

「古いよ」

「古くてもいいから」

「いや知らないよ」

トワにツッコまれながらもずっと目を輝かせるシトリンの熱い要望に押され、全員は渋々おままごとをやる事になった。

「配役はどうする？」

「ならアミダにしよ！そっちの方が面白い！」

「変な役になりませんように…」

「えっとオレの役は…逃げればよかった、なぜ逃げなかったオレ」

「コレなんだよ！？チェンジー！ボクもっと他のやりたい！」

「アミダくじは絶対。熱い演技を期待してる」

因みに、配役としてはこうである。

妻

夫

子供

愛人

犬

姑

語り部

次回へ続く

第一章 七幕（その2） これは遊びであって遊びでない→←第一章 六幕 やさしい音

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す