目黒先生…！

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目黒side


看護師「目黒先生、Aちゃんの事なんですけど、話しかけても反応がいまいちで… ずっと不安そうなんですよね…」


『お薬は飲めてる？』


看護師「はい、それは頑張ってくれてます。」


『もし嫌がってたら点滴とか無理にしなくていいから、すぐ教えてくれる？ あと過呼吸になった時はなるべくお薬使わないで呼吸指導だけでお願いします』


看護師「わかりました。」



もちろんAちゃんにとって痛い処置には変わりないけど、

少しでも前向きな気持ちで治療を受けて欲しいのが本音…


とりあえず、Aちゃんとお話ししようかな…




『失礼しまーす、Aちゃん気分どう？』


A「……っ…はぁっ…やだ…せんせっ…はぁっ…こないで…やだっやだ…っ……泣」


『Aちゃん大丈夫だよ〜、先生今何も持ってないよ、痛い事しないからね〜』


呼吸指導しながら背中をさすってるとだんだん落ち着いてきた


『もしもしも、ちっくんも何もしないからね、 少し先生とお話しよう？ いい？』


A「………いいよっ…泣」


『ありがとう、じゃあさAちゃんは今何が1番嫌い？先生に教えて？』


A「…ちっくん…痛いの…泣」


『そうだよね、ちっくん痛いもんね。先生痛い事ばっかりしてごめんね？』


A「……A、ずっとこのままなの…？泣」


『んー？大丈夫ちゃんと良くなるよ。お薬もちゃんと飲んでるって看護師さんから聞いたよ〜 Aちゃん頑張ってるね。』


A「…でもっ…ちっくんはやっぱり嫌い…泣」


『ちっくん嫌だけど、Aちゃんが頑張ったから今こうやってお話できてるんだよ〜 ちょっと前はさ、お話しするのも辛いくらい具合悪かったでしょ？』


A「………うん…泣」


『ちっくん痛いけど、Aちゃんが元気になるお薬がいっぱい入ってるんだよ』


A「…A泣いちゃう…泣」


『うん痛かったら我慢しないで泣いちゃっていいからね？ Aちゃんが頑張ってるの先生も看護師さんもみんな知ってるからね〜』


A「…早く…元気になりたい…泣」


『うんじゃあ、元気になれるようにAちゃんまたちっくん頑張ろうね。』


A「…うんっ…せんせっ…今怖くないね…」


『え？先生怖かった？笑』


A「うん、ちっくんする時の先生、すごい怖いよ…泣」



……苦笑


お話した事でAちゃんの不安なことが少しすっきりしたかな…

あとちょっと頑張ろうね

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