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稜雅「とりあえず楽屋戻ろう」



みんなで戻り



拓弥「あのさ、佑亮さAと飲み物買って来てくんない?」


佑亮「えっ、あぁ、うん」



拓弥「A行ってきて」


A「うん」



佑亮「行こっか!」





2人が出ていき



海「あのさ、俺達が学校楽しいか聞いたら楽しくないって言ってたよ」


稜雅「うん、俺も聞いた。」




太陽「えっ、でもさっき楽しいって」


拓弥「わけわかんねぇ」


晃一「拓弥には言えへん理由なんやな」



祐基「んー、、なんだろうね言えない理由って」


拓弥「イジメられてんのかな、、」


稜雅「なんとも言えないよなぁ、、」



海「ねぇなんであんな人見知りなの?」


拓弥「人が怖いんだよ。関わったら居なくなっちゃうんじゃないかって思ってるんだよ」


祐基「えっ?」


拓弥「あいつの親さ、A置いて逃げたんだよ。まだ小さいあいつ置いて。今でもそれだけは覚えてんの。あいつ母親の言葉信じて待ってたけど帰って来なかった。」



祐基「最低。」



海「母親の顔覚えてないの?」


拓弥「小さかったし覚えてないと思うよ。」



晃一「可哀想やな」


稜雅「拓弥達とはすぐ慣れたの?」


拓弥「全然。俺らもめちゃくちゃ時間かかった」



海「そっか。」




その頃、佑亮達は



A「、、、」



佑亮「Aちゃん、ちょっとお話しよっか。」


A「うん」



佑亮「学校楽しくないの?」


A「、、、おにぃに言わない、、?」


佑亮「うん、言わない」


A「、、、楽しくないよ、、」



佑亮「なんで?」


A「、、、だって、、」



佑亮「ゆっくりでいいよ。」(背中さすり)


A「だって、、お前は捨てられたんだって、、親に捨てられた可哀想な子なんだって、、」(涙こらえ)



佑亮「、、っ」


A「そんなの、、知ってるもん、、」(泣き)



佑亮「うん、、ごめんごめん」(背中さすり)


A「拓弥くん達に迷惑かけたくないもん、、」



佑亮「うん、分かったよ。大丈夫大丈夫」


A「、、、っ、、ヒック」(泣き)



佑亮「みんなの所戻ろっか。」(背中さすったまま)


A「、、、ぅん」





2人で戻り



佑亮「どもー」


拓弥「おう、ごめんな。」


A「、、、、」(俯き)




拓弥「A?」


A「、、、」(佑亮の後ろに隠れ)



佑亮「Aちゃん、、」


拓弥「なに、どうした。」


佑亮「えっと、、」



A「今日帰らない、、」

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作者名:ガリスケ | 作成日時:2018年7月8日 17時

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