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家に帰れば天国!!
素晴らしい我が家!!
I love my home!!いつもありがとう我が家!!我が家大好き!!
おぉ!!アヤあああぁ!!ただいまああぁ!!どう？何も変わったことはなかった？……そう!そうなの!そんなことが!………って……
「……な〜んてね〜!!ひゃっほい!!アヤあ〜聞いてよ〜。今日ね〜、学校でね〜」
「こら、A。ジャージから着替えて!制服もハンガーにかける!」
「うぐおわ〜。アヤかぁいいなあ!スリスリしてきてかぁいいなあ!」
ペットの猫のアヤが、アヤの頬を撫でていた私の手にスリスリしてくる。
可愛い。こんな可愛い生物が居たとは……三次元、侮れん。
謎の奇声を発した私を、冷酷な目で見ていたお母さんがとうとう叫んだ。
「A!?」
「……うぇ……はいぃ……分かりました。今すぐやってきますよ」
すぐ隣に放っておいたスクバと背負い鞄を持って自室に向かった。
階段がやけに長く感じる。
こんな長かったかな…？
「よっこいしょ……っと」
自室に着くと、私はすぐさま背負い鞄とスクバを下ろした。
そりゃあもう、ド派手な音をたてて。
「ひえ〜……疲れたよ〜……」
私は壁にかけてあるハンガーからパジャマをとって、代わりに制服をかけた。
パジャマを着て、私はリビングに戻る。
そこまで涼しくない。むしろ暑い部屋だ。
お母さんはアイスを食べている。
チョコミントのアイスだ。私の大好きな味のアイスだ。
「……あ、これ最後の一本だから」
最悪だ。
ニャンと鳴いてアヤが足にすりよってきた。
ちょっと暑いけどいいや。可愛いし。
可愛いは正義ってよく言うし。
「宿題やったのー？」
「後でやる〜」
お母さんがブツブツと「これだから」「早くやればいいのに」「お母さん知らないから」と言い始める。
まったく。
お母さんはこういう風なところがいけない。お母さんのこういうところは嫌いだ。なんかウザイ。
私はゲーム機をテーブルの上から取り、開いた。
そして、すぐにインストールしてある動画ソフトを起動する。
すると、動画ソフトのホーム画面が出てきて「人気の動画」や「今週のオススメ動画」「動画ジャンル別のランキング」などが出てくる。
私は人気動画を見てみる。
すると、たくさんの動画がたくさん出てくる。
ザッと動画名を見てみたところ、そこまで面白いものはなさそうだ。
最近、動画もテレビ番組も、学校も、面白いものが減った気がする。
去年までは、何もかもが面白く見えていた気がするのに。
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作者名：ムクロねこ | 作成日時：2015年7月6日 0時
