六話 ページ8
伏黒side
「きゃああああああああああ」
「!もう部屋を出たのか!」
相変わらず気配が無茶苦茶だ!
ガラッ
「ちゅーるちゅーるちゅる」
「チッ邪悪だ」
そう言いながら犬の影絵の形を手で作りながら叫ぶ。
「玉犬!」
ズズズ...ズルン
影から出てきた玉犬
さっさと済ませよう。
「喰っていいぞ」
伏黒side 終
〜同時刻 虎杖side〜
「ここにいろ」
「何言う通りにしてんだ俺は」
ブルブルブル
俺は何にビビってる?
『死』
そうだな。学校からは死の予感がする。
死ぬのは怖い。爺ちゃんも死ぬのは怖かったかな。
そんな感じは全然しなかったな。
俺も泣いたけど怖かったからじゃない。
少し寂しかったんだ。
今目の前にある『死』と爺ちゃんの『死』何が違う?
「オマエは強いから人を助けろ」
そうだよな、爺ちゃん。
_________________
_____________
________
カシャァァァァン
「虎杖!?」
爺ちゃんは正しく死ねたと思うよ。
「けっどぉ!」
ブチブチブチ
こっちのは間違った『死』だ!
...これが呪い!
「思ってたのと違うな!」
バチュ
伏黒が倒してくれた、良かった。
「なんで来た、と言いたいところだが良くやった」
「なんで偉そうなの」
「因みにあっちで呪いバクバク喰ってんのは?」
犬だよな?結構可愛いけど、可愛いものがえぐいもん喰ってんな…。
「俺の式神だ。見えてんだな」
「呪いってのは普通見えねぇんだよ。死に際とかこういう特殊な場では別だがな」
「あー確かに。俺今まで幽霊とか見たことないしな」
呪いと幽霊って一緒かな。
でも、呪いイメージ違かったしな
「...オマエ怖くないんだな」
「いやまあ怖かったんだけどさ、知ってた?人ってマジで死ぬんだよ」
爺ちゃんが死んじゃって人が死ぬことを実感した。
だから___
「は?」
「だったらせめて自分が知ってる人くらいは正しく死んでほしいって思うんだ」
「まあ自分でもよく分からん」
ポロッ
先輩のポッケから落ちた何か。
「これが?」
「ああ、特級呪物 両面宿儺 その1部だ」
「りょうめ...?」
こいつ今なんて言った?呪文?
「言ってもわかんねぇだろ。危ねぇからさっさと渡せ」
「はいはい」
渡そうとした瞬間、伏黒に押された。
ドンッ
「逃げろ!」
ドォン!
上から気持ち悪い奴が襲ってきやがった...!!
「伏黒!」
虎杖side 終
1187人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アヤン - マジですごいっす!これからも頑張ってください!花御の言葉が逆再生!原作通りですごいっす! (11月19日 19時) (レス) @page39 id: de6c821a65 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - どうせお前らプリウス乗ってんだろ?!ってやめた方がいいと思います。東京の事故の事で言ってるのかもしれませんが、老人がプリウスだけ乗ってるとは限りませんよね。プリウス好きとして不愉快でした。 (2022年1月23日 23時) (レス) @page34 id: ad6dd6c82c (このIDを非表示/違反報告)
ゆずぽんず(プロフ) - 虎杖が映画見てた部屋は高専の地下にありますよ〜更新頑張ってください!たのしみにしてます! (2021年5月26日 22時) (レス) id: 649b5b4eec (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - 皆様コメントありがとうございます!最近更新が遅れて申し訳ありません。もうしばらくお待ち下さい。 (2021年4月1日 9時) (レス) id: b1173b4699 (このIDを非表示/違反報告)
nene(プロフ) - 今、読ませていただきました。面白いです! (2021年3月20日 22時) (レス) id: dec3a5e230 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪華 | 作成日時:2021年3月13日 17時