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三十三話 ページ38

「いい、いいぞ。命を燃やすのはこれからだったわけだ」

「魅せてみろ!!伏黒恵!!」


あちゃー、こりゃ完全に入ったな。
伏黒君、頑張れ。


「布瑠部由良由良」


ピリッとした空気を感じ取る。
あまりお勧めしないがアレを出す気か...。
そう思い覚悟を決めた時だった。


「『!』」

「...俺はオマエを助けた理由に論理的な思考を持ち合わせていない」


そうか、戻ってきてしまったか。


「危険だとしてもオマエの様な善人が死ぬのを見たくなかった。それなりに迷いはしたが結局は我儘な感情論。でもそれでいいんだ」

「俺は正義の味方(ヒーロー)じゃない。呪術師なんだ」


やはり虎杖君は馬鹿な善人だ。
いや、善人とは馬鹿しかいないものか。


「だからオマエを助けたことを一度だって後悔したことはない」

「...そっか。伏黒は頭がいいからな、俺より色々考えてんだろ」


虎杖君にあった模様が消えていく。
愚弟(すくな)が抑え込まれてるという証拠だ。


「オマエの真実は正しいと思う。でも俺が間違ってるとも思わん」

「それからAさんごめんな?」

『...なんのことだ?』

「コイツが悪いとはいえ宿儺も死んじゃうだろ?」


....は?
虎杖君...君は、君という人間は...本当に、


『気にするな。今回は宿儺が悪いよ』

「そっか。そう言ってくれると楽だわ」


善人どころ話ではない。
虎杖君、長生きしてるが君のような人間見たことない。


「『....』」

「あー悪い。そろそろだわ」


心臓のあった穴から血がドバドバと出てくる。


「伏黒も釘崎も、Aさんと五条先生は....心配いらねぇか」

「長生きしろよ」


ドサッ



虎杖君が倒れた後は雨の音しかなかった。

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アヤン - マジですごいっす!これからも頑張ってください!花御の言葉が逆再生!原作通りですごいっす! (11月19日 19時) (レス) @page39 id: de6c821a65 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - どうせお前らプリウス乗ってんだろ?!ってやめた方がいいと思います。東京の事故の事で言ってるのかもしれませんが、老人がプリウスだけ乗ってるとは限りませんよね。プリウス好きとして不愉快でした。 (2022年1月23日 23時) (レス) @page34 id: ad6dd6c82c (このIDを非表示/違反報告)
ゆずぽんず(プロフ) - 虎杖が映画見てた部屋は高専の地下にありますよ〜更新頑張ってください!たのしみにしてます! (2021年5月26日 22時) (レス) id: 649b5b4eec (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - 皆様コメントありがとうございます!最近更新が遅れて申し訳ありません。もうしばらくお待ち下さい。 (2021年4月1日 9時) (レス) id: b1173b4699 (このIDを非表示/違反報告)
nene(プロフ) - 今、読ませていただきました。面白いです! (2021年3月20日 22時) (レス) id: dec3a5e230 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪華 | 作成日時:2021年3月13日 17時

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