先輩の彼氏、譲ってくれませんか 2【瀬見英太】

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瀬「ｽﾋﾟｰ…」


ｶｼｬ


『…可愛すぎ()』




部活でかなり疲れたのか
部屋に来てゴロゴロしていると寝てしまった瀬見さん




髪の毛に触れると
猫毛そうなのに、意外と柔らかくて



あ、これワックス使ってるんだとわかるまで暫く時間がかかった







大きな荷物を持ってきてるけど…



セミの家出か()




することも無く暇なので





(賢二郎見てみてー)




と、LINEを送る




(ん？)



(瀬見さんなう)



(戻ったんだ)



(うん！)



(よかったね)



(賢二郎、今日なんで休んだの？)



(熱)



(大丈夫？)



(大丈夫)






座ってLINEを返していると
後ろから伸びてきた腕にスマホが取られる



『あっ』

瀬「へぇ…また白布と話してんの？」

『起きた！？』




眠そうに目を擦りながら私のスマホをスクロールする



瀬「妬くぞこら笑」

『え、可愛い←』

瀬「お前なぁ…男に向かって可愛いはなしだろ笑」



目を細めて笑う瀬見さん
そしてスマホの電源を落として




瀬「どーーん」

『ちょっ、わっ！！』




後ろに思いっきり押し倒された




『な、ななななんですか//』

瀬「ん？こっちの方がキスしやすい」




私に跨ってきた()
何この体制ちょー可愛い///



頭の横に肘をついて、
鼻と鼻が触れ合った





めっちゃ近い←
あ、瀬見さん鼻毛でてる()



近いとここまで見えるもんだなぁ…



なんて考えてると






瀬「…ん」



下から掬いとるように唇を重ねてきた

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