元彼は推し配信者。【my】【utit】 (ページ2)

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『てか、めいくんって同窓会…』

友達「あー！来るって言ってたよ！」

まっ…じ……かぁ…

いや、推しかもしれない訳だし…推しに会えるのなら嬉しい。

でも推しじゃない可能性も捨てきれない＆過去に振った元彼だ。

気まずい以外何者でもないだろう。

友達「まぁ、めいくんいても全力で同窓会楽しんだらいいよ！隣の席とか行かなけりゃ絡みもないでしょっ！」

『そんなもんなのかなぁ…』

そんなもんだよ！と言いながら友達は服を選びに戻る。

友達「あ！これかわいーじゃん、オレンジだしさ。」

そういい見せられたのはニット生地のオレンジのワンピース。真ん中にベルトも付いていてお姉様らしく可愛い。

『……これ、着ていこうかな…。』

友達「いーじゃん！そーしな！！」

その日は可愛い服も見つけたし同窓会が楽しみで堪らなくなり、明るい気持ちで帰宅した。

(同窓会)

『おっすー、来たよー』

my「！…Aちゃん！やっほ！！」ﾆｺｯ

ですよね

うわぁ、推しじゃん、そして元彼じゃん。

いや、今は私のことなんて何も思ってないだろうし…

あ、待って私ケータイケースに付けてるめいちゃんのアクキー外してない…。

『あ、あは、久しぶり、めいくん！』

my「うん！久しぶりー！隣行っていーい？」

『えー、あー、うん…！いいよー！』

え、よくないよくないよくない、死ぬって…！？無理だよ！？

なにがいいよー！だよ私！気まずいからって了承すんじゃないよ…でも断り文句も思いつかないし…！

my「んへへ、久しぶり！高校で別れたあと話さなくなったから…話すのは10年ぶりとか！？」

ほぇ〜時の流れはっやぁww！なんて笑いながらめいちゃんが優しい目でこちらを見る

my「んね、最近彼氏とかいる？」

『いないけど…』

my「え！！まじぃ？！えー、意外…いつから？」

『高2から居ないですけど…』

仕方ないじゃん

めいくんには釣り合わないとか最悪な理由で振ったくせに未練タラタラで他の人を好きにならなかったし。

その後歌い手にハマってやっと他の人を好きになったと思ったらそれも君なんだもん。

my「へぇー…そうなんだ」

めいちゃんは自分が最後って気付いてない振りをして、顔を背けた。