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あちこちで真選組の隊士たちの声が聞こえる。

ここに来るのも時間の問題だろう。





私は陽の光が当たらないようにしながら
窓際に立って、外の様子を眺めていたら、



不意に小太郎が私のすぐ隣で立ち止まった。






「む、このカーテンいいな」



『…………』




「生地が厚く、色も黒い!
 これほど隠れやすいカーテンがあるだろうか…」



『…………』




「ふはははは!真選組め、まさか俺がここに隠れているとは気づくまい!」







幕府も堕ちたものだな!はっはっはっは!




と、カーテンの裏で小太郎は高笑いしている。




私はこれほどまでの馬鹿を見たことがない。






確かに、カーテンの裏に隠れれば
体の上半身を隠すことはできる。




けど、カーテンでは隠れない下半身は
思いっきり丸見えだから
カーテンに隠れても意味がない。




しかも部屋の中からではなく、
外から見てみれば


小太郎の背中はもろに見えてしまう。






どうしてそんなに自信たっぷりに
隠れられていると思えるのか。

………私にはわからない。









『……そんな所じゃダメ。…すぐに見つかる』



「何を言う、これほど隠れるのにうってつけな場所はそうそうないだろう」





本当にその自信はどこからくるのか。






『………いいから、こっちに来て…』






小太郎の手をとり、歩く。
向かうは診察室の隣の病室。




患者専用のベットが2つあるだけの部屋。








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A(プロフ) - ゴリゴリ子さん» そう言っていただけるとありがたいです。とても励みになります。期待に少しでも応え、1日でもはやく公開できるよう頑張ります。コメントありがとうございました(*´-`) (2019年4月6日 14時) (レス) id: c6331c3cfa (このIDを非表示/違反報告)
ゴリゴリ子(プロフ) - 返信ありがとうございます!そうですね、私も急かすようなことを行ってしまいすみません、、、気長に待っているのでこれからも頑張ってください!!応援しております (2019年4月5日 23時) (レス) id: 3d03260b0c (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - ゴリゴリ子さん» 申し訳ありません。そちらはまだ調整中でして…。ここしばらく仕事が忙しく、公開するのはもう少し先なのですが、それまで待っていただいてもよろしいでしょうか?私の身勝手な理由で大変申し訳ありません。 (2019年4月5日 21時) (レス) id: c6331c3cfa (このIDを非表示/違反報告)
ゴリゴリ子(プロフ) - 女医さんシリーズのパスワード教えてくれませんか??? (2019年4月3日 1時) (レス) id: 3d03260b0c (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 桂落ち希望!!!! (2019年3月25日 1時) (レス) id: 1283a49d39 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:A | 作成日時:2016年5月4日 21時

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