宴は盛り上がった ページ40
・
「よぉ。アルカに渡してぇもんがあってな。」
「渡したいもの？ いや、それより先輩、今あいつを…って何ですかこの藁人形。」
「余ったからやる。」
何でもないように余ったからとさらり言い藁人形を渡してくる第二王子ってなに？
つかなんで藁人形持ってんだこの人、とアルカの心の中で疑問と困惑がフォークダンスする。
「もうお前を呪ったから余った分は使わないしな。」
「はぁ………いや俺を呪ったの？ え？」
危うく流すところだったが呪った？ え？ 俺を！？ アルカのお口あんぐり。面と向かって呪った相手にお前呪ったからとか言う？つか呪った相手に藁人形渡すってなに？ お前を呪えってことなの？ ひたすら困惑するばかりのアルカであったが今夜使ってみるかととりあえず決めた。決めるな。
Aは困り顔でレオナを見るが素知らぬ顔である。ラギーも頭を抱える。いつも20歳児のお世話お疲れ様です。
「……まぁこの藁人形の話はとりあえず置いといて。あのピンク、大丈夫なんですか？ さすがに大怪我はまずいでしょう？」
「あ？ ああ、安心しろ。怪我しねぇ程度の深さだ。まぁ気絶はしてるだろうが。」
さすがにそこまでの常識はあったらしい。よかった、と全員ほっとした。殺意はあるが大怪我されたら目覚めが悪くなってしまう。
グッジョブ、とアルカが親指を立てた。
だが忘れるなアルカよ。今感謝してる相手はお前を呪ったやつだからな。
「あの人間兵器、どうしまスか？」
「ああ。またセッテメール寮に運び鍵を四重に掛けとく。」
「顔がガチっスよ。」
藁人形を渡し満足したのかレオナ(20歳児)とラギーママは去っていった。本当に藁人形渡しに来ただけなのか。こわ。
アルカは勘違いナルシストちゃんを穴から浮かせる。砂まみれで白目剥いてるが外傷はなさそうだ。Aがついている砂を魔法で取ってあげる。さすがに砂まみれは可哀想だしね。
そのまま浮かせた状態で二人は急いで寮へと向かっていった。最初は元気だった二人も結局どっと疲れたのであった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1471人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アホの化身 - 面白かったです。この汚物さん頭大丈夫かな？と本気で心配しました。 (2021年7月4日 20時) (
レス) id: 62410cc231 (このIDを非表示/違反報告)
ウツボだよ☆ - wwww腹筋がオーバーブロッドするwwww附子wお前嫌われてんぞwwww(ツボが浅いウツボ☆)いや、面白れぇッスwwwこれからも更新頑張ってくだせぇ←(沖田◯悟？) (2020年10月11日 20時) (レス) id: 5d8b13751b (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - アルカは男の子…。監督生も男の子？ですか？ (2020年8月17日 14時) (レス) id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - あ…これ好き (2020年8月8日 18時) (レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 銀魂パロで吹きましたw (2020年7月23日 23時) (レス) id: 0d837f5408 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
