【ツイステ】ぶりっ子悪女がやって来て最近寝不足だよマミー（♂）

先輩は無事だった ページ3

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ぷりぷり走りながら多分異世界から来た人間らしき者が寮長と教師陣に近づく。
故に香水の匂いがさらに近づいてくるので遠目からでも臭かった香水がかなりの距離で来る。
あまりの臭さに獣人であるレオナは思いっきり顔を顰め、卒倒寸前だったヴィルは卒倒した。


「ヴィル先輩！？ ヴィル先輩が倒れた！？」

「私が運ぼうさようなら。」
「はやっ。逃げたぞ！」


倒れたヴィルを華麗に抱えて凄まじい早口と競歩でクルーウェル先生は去っていった。こちらもまた香水の匂いに耐えれなかったのだろうと残された寮長と教師陣は思った。


「ヴィル先輩ぃ大丈夫かなぁ？」

「え。あ、俺か？」
「うん♡ 心配だよねぇカリムきゅん♡」

「カ、カリムきゅん…？」


基本誰に対しても優しく、大らかな心を持ち常に笑顔なカリムでさえも頬を引きつった。
とゆーかなぜ名前を知ってるんだと恐怖を感じた。おめでとう異世界からの人間。カリムに恐怖を感じさせるなんてすごいよ。
ターゲットにされたカリムから他の寮長と教師陣は二歩ぐらい離れる。犠牲になってくれ。
ー…だがそうは問屋が卸さなかった。


「みなさんもぉ心配ですよねぇ？ ねぇアズール先輩ぃ♡」

「」
「アズール息して息！？」


急に話しかけられたアズールは息すら忘れて固まった。Aがアズールを揺らす。そんなAを見た人間が目つきを鋭くした。


「ちょっとぉ！ 誰よあんた！」

「え？ 私？」

「そうよぉあんたよ！ そこのぶす！」


ぶす？ ぴしりとその場に居る全員が固まった。ぶす？ー…醜い？
Aが？

ばっと一斉に全員がAを見る。
さらさら流れる絹糸のように美しく輝く金色の髪。まるで海を写したかのように綺麗な深い青色の瞳。ぷるんとした珊瑚色の唇。小さな鼻。顔全てのパーツが一つ一つ整い揃っているまるで芸術品のように美しい顔したAがぶす？ 全員が固まって思った。



え、この女目が腐ってないか？

頭の検査させたい→←待って来ないで！？

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