ピンクは走ってます ページ28
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「……さて、本日の授業だが。」
無視したぁぁぁ!
クルーウェル先生、一瞬固まったがさらりとピンクを無視した。最早存在すら認識したくないのであろう。すげぇ。
無視をされぽかんと間抜け面なピンク色は次の瞬間またぷりぷりし出す。だから気持ち悪いってば。それを許されるのは二次元のみ!
「せんせぇ、無視しないでくださぁい!」
「おぶ…安久山。お前はグラウンドを走っていろ。10周走り終わったらあっちの方でボールしていろ以上。」
「えっ!? 10周なんて、わたしぃ…。」
「さっさと行け駄犬。」
また泣き真似をするピンク色にぎろり、と鞭を片手にクルーウェル先生が睨む。さすがにあのメンタルEXピンクでもヤバイと思ったのかそそくさと走りに行った。全員グッと親指を立てた。ありがとう我らがクルーウェル先生! 特に、人間兵器の横にいた1年生ズはもう土下座して感謝したいぐらいである。まじ人間兵器。
「本日は飛行術が得意な者たちと苦手な者たちとで4人程の班を作ってもらう。必ず一人は苦手な者を班に入れろ。以上だ。さぁ、さっさと班を組め駄犬共。」
クルーウェル先生の鞭の音で生徒たちが班を作りはじめた。
「A、一緒に組もう頼むから。」
「アルカ顔真っ青だよ…。」
作りはじめた瞬間、Aの隣にいたアルカはがしっとAの肩を掴み真っ青で感情を消した顔で頼んだ。少しでもあのピンクの匂いとか消したい為である。必死です。
ちなみに二人は飛行術は得意であり、なんならアルカはあのサバナクロー生達と張り合う程得意である。空中箒バク転とかしていた。
そんな二人に巨大な影が被さった。
見上げるとニコニコと人の良さそうな笑顔を浮かべる、二年生の中でも特にやべぇといわれる双子の片方であるジェイド・リーチであった。
「私もご一緒してよろしいですか?」
「ジェイドか…。Aが良いなら俺は構わない。」
普段ならオクタヴィネル寮は絶対にAに近づけさせないマンなアルカだが海生まれが多いオクタヴィネル寮は箒が苦手な者が多いし、別の意味でやべぇ双子の方ではない為許可した。どっちにしろ苦手な者は最低一人しか入れなければならないし、ジェイドならまだ信頼できる方であるのもあった。
「私は良いよー。」
「! …ありがとうございます。」
嬉しそうにジェイドがにこりと笑った。
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アホの化身 - 面白かったです。この汚物さん頭大丈夫かな?と本気で心配しました。 (2021年7月4日 20時) (レス) id: 62410cc231 (このIDを非表示/違反報告)
ウツボだよ☆ - wwww腹筋がオーバーブロッドするwwww附子wお前嫌われてんぞwwww(ツボが浅いウツボ☆)いや、面白れぇッスwwwこれからも更新頑張ってくだせぇ←(沖田◯悟?) (2020年10月11日 20時) (レス) id: 5d8b13751b (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - アルカは男の子…。監督生も男の子?ですか? (2020年8月17日 14時) (レス) id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - あ…これ好き (2020年8月8日 18時) (レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 銀魂パロで吹きましたw (2020年7月23日 23時) (レス) id: 0d837f5408 (このIDを非表示/違反報告)
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