【ツイステ】年中長袖長ズボンのとある先輩

イケメン要素も併せ持つ ページ11

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錬金術の授業も終わり、放課後。
カーディガンの上に白衣事件は瞬く間に広がりみんな知ることになった。美意識エレベスト級のポムフィオーレ生徒は何人がぶっ倒れ大至急寮の部屋に運び込まれた。合掌。

そんなことを知る由もないAはモストロラウンジにて接客中である。
たくさんの奇行や伝説が有名だがそれ以上に良い先輩なのでみんなから慕われているAが接客の時は大繁盛。アズールにこにこ。客寄せパンダです。
手際も良くよく働き、勉強も学内トップクラスで自分のコンプレックスも理解してくれたAの事がアズールは大好きであった。ウツボ双子以外に唯一、名前を呼ぶほど大好き。必死に勧誘しました。



Aがテキパキ働いていると名前を呼ばれる。見ると監督生達でこちらに手招きをしていたので向かった。


「こんにちはA先輩！」

「こんにちは。いつも来るな〜。」

「先輩のシフトは全て把握してますから！」


きらきら笑顔ですごいことを言ってくる元ヤン優等生だがいつもの事です。ヤバイね。
実はこの問題児達はAが働いていると知った時から毎日欠かさずに来ているのである。本当に一度も欠かさず。
マドルについては問題児達もまた必死にアルバイトして貯めているので大丈夫！ とマドルを心配したAに豪語していた。他のことに使えば？ と言っていたがA先輩に勝ることなんてありませんって真顔で言われてからAは言うのをやめた。どうしようもないんですこの後輩たち。



「そっかー。注文は決まったか？」

「俺はカフェラテとチョコケーキ！」

「オレはオレンジジュースとモンブラン。」

「僕はアイスティーとショートケーキでお願いします。」

「かしこまりました。少々お待ちくださいね。」


そう言い厨房へと向かったAを見ながら敬語の先輩マジ尊いと三人は拝んだ。グリム？ グリムは補習。

その後注文したものを持ってきたAだったが何故かケーキセットもついてきた。


「？ これって…。」

「俺の奢り。いつもきてくれてありがとうな。」


ぱちん、とウインクした先輩に三人はノックアウトである。先輩マジかっこいぃぃ！！

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