無事お菓子を作れた ページ6
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お菓子を作るため二人は厨房室へ行きエプロンと三角巾、手袋付けて準備万端!
「何か作りたいものありますか?」
「海の生物の形をしたものを作りたいです。」
私怨だらだらである。自業自得だから仕方ないけど。
「分かりました。じゃあ海洋生物型のクッキーと生チョコ教えますね。」
「お願いします。あ、その前にこれどうぞ。」
すっ、とアズールから渡されたのは金色の契約書ー彼のユニーク魔法である。
「えっと、これって…。」
「教えていただきますからね。どうぞ、好きな対価を申して下さい。」
「え? いや、対価なんていりませんよ?」
「はい?」
「え?」
二人は顔を見合わせ首を傾げあう。
アズールにとってなにかを教えてもらうのは対価がいる。そうじゃないと割にあわないから、そう考えていた。だから対価はいらないと言ったAの言葉がわからなかった。
「対価がいらないということは教えていただけないのですか?」
「? 対価がなくても教えますよ。」
「…なぜ?」
「なぜ? 理由なんてありませんよー。さ、お菓子作りましょ!」
にこにこ笑いながら準備をし始めるAにアズールは唖然とした。対価がいらない、つまり無償で教える。それがアズールにはわからなかった。だが、
ーたまらなく嬉しかった。
「アズール先輩? どうしましたか?」
「いえ…なんでもありません。ただ、貴女はバカだなぁって。」
「何で私唐突にバカにされたんですか!?」
くすくす笑うアズールにAは首を傾げた。
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あ - 続きが気になる… これで終わりですか? (8月13日 17時) (レス) @page34 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)
東方ファン - 続きが気になりすぎる (2022年11月13日 17時) (レス) @page25 id: bfe8569d3e (このIDを非表示/違反報告)
はむたろお - 好いた。 (2021年6月11日 19時) (レス) id: 465ae5e9fb (このIDを非表示/違反報告)
ミイ - もっと続きが読みたいです!まさか寮生みんながヤンデレ化するとは思いませんでした。なんかもう怖いです。推しが寮長と副寮長なので複雑すぎる気持ち (2021年4月1日 13時) (レス) id: ee8e1aafa2 (このIDを非表示/違反報告)
アホの化身 - うわぁ……頑張れください寮長様 (2021年2月22日 20時) (レス) id: 62410cc231 (このIDを非表示/違反報告)
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