妖精の君と人間の僕は不釣り合いですか？【Miya×Tama】

5 お弁当 ページ6

"M"side


現在昼休み。
いつも中庭のベンチで昼食。


二「ヤッホー。」


千「やっぱ横尾さん来れないかな？」


横尾さんは昼休みも忙しいので来ない事もしばしば。


横「お待たせー。」


と、いつもは購買のパンを持ってる横尾さんが今日はお弁当。


宮「あれ？横尾さん今日手作り？」


横「いや、なんか女の子がくれたし。」


二「彼女？」


横「違うよ(笑)」


宮「それ毒とか入ってない？大丈夫？」


疑り深い俺はこんな事を言ってしまう。


横「ないだろ。」


千「いいなー。俺も作ってもらいたーい！」


二「彼女欲しいわー。」


恋をしようと思えばする相手は沢山居る。
けど俺は恋をした事がない。
決してモテないわけではない。


「ねーねー、宮田くん。」


クラスメイトの女子が話しかけてきた。


「私、宮田くんにお弁当作ってもいいかな？」


宮「お、お弁当！？」


二「ヒューヒュー！」


千「付き合っちゃえよ！」


茶化してくるニカ千。
けどこいつらもモテるしよく告られている。


宮「僕は…いいよ。ありがとう。」


俺はたまに一人称を変える。
あ、これ豆知識ね。


「そっか…そうだよね！ごめんね！」


横「かわいそ。」


女子は走って行ってしまった。
ね？モテないわけじゃないでしょ？

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