妖精の君と人間の僕は不釣り合いですか？【Miya×Tama】

28 事情説明 ページ30

"T"side


北「バカヤロー！！」


今殴られてます。玉森裕太です。


藤「その辺にしときなってー。」


ミツが怒ってる原因、

全くわからないんですけども…


言われずに殴られたって、
対処のしようがないよね。


藤「で、タマ。

今日はどこに遊びに行ってたの？」




玉「え、どこって、森？」



そう言うと、

ジトーーーッと冷めた目で見つめてくるガヤと、

上目遣いで睨みつけてくるミツ。



北「危機感がない！

アホかこのウグイス！！」



俺、なんかしました？



藤「見られたんだよ。」




玉「え？」




藤「宮田に。



ウグイスのタマを。」




キーーーッと奇声を発して
腕をブンブン振り回すミツ。


ちょっと、そこの園児、
あとで遊んでやるから
おとなしくしてなさい。




北「園児だとぉ！？」


うわ、また聞かれたし。


玉「宮田に見られたの？」


藤「そう、タマが家に入るとこまでバッチリ。」


うわぁ、マジかぁ。


人間に戻ってから帰ってくるべきだったな。


藤「今日のところはうまく…？
ごまかせたから以後気をつけること。」


北「ごまかせてたのか？あれは。」


さぁ、とガヤは首を傾げる。


明日、顔合わせづらい…


一体どうなるんだ！

俺と宮田の関係は…

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