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逃げた22 ページ24

『探偵さんの好みぐらい調べるのは朝飯前だ。』


お上品ににこりと笑いながら話すと察した様で


ふーんと言ってお菓子をあさりを再開させた。


あれ?怒ると思ったんだけど…以外に心広いのかな?


江「ねぇねぇ君。」


はい?と言いながら振り向くと早速お菓子を咥えている探偵さん。


江「また泊まりに来てもいいよ。」


………こいつ…私が泊まったらお菓子またくれるとか思ってるな。


まぁ別にお菓子あげて喜んでくれるのは悪い気はし無いしなぁ…


『じゃあまた気が向いたら此処に来ますね。お菓子持って』


その瞬間、探偵さんの顔がマジで子供の様になって楽しみだなぁ〜また来てね〜なんて言う。


クソ可愛いな。おい。


江「あ、あとさぁ〜僕の名前探偵さんじゃないから」


『???』


江「乱歩って呼んでよ』


頬づえをつき、いつもは閉じてる目を開け、ニヤッとした顔で言われた。


『分かりました乱歩さん。また来ますね』←ニコ


満足したのか、うんうんと頷きまた新しいお菓子を探し出した。


江「あ、あともう一つ。」


自身の服のポケットをトントンと指し


江「盗聴器つけられてるよ??」


『ふふっ。知ってる♡」


江「なーんだ。」


その瞬間、ブチッと盗聴器の回線が切れる音がした。


太「いや〜あの中也が君に盗聴器をねぇ〜」


『次会ったらいじめてやってよ』


うわぁ…よりにもよって太宰さんに知られるとか
中也可哀想wwwww


あ、ひとだかり消えてる。


改めて社内を見渡すとモグモグと皆んな美味しそうにお礼の品のモノを食べている。


『これ以上、お邪魔しては申し訳ないのでそろそろ失礼致します』


さよなら〜と手を振るとまたおいで〜、君なら大歓迎だ、また話そうよなど嬉しい事を言ってくれる。


泣けるな。なんて素晴らしい所なんだ此処は……


じーんと目尻が熱くなるのを感じていると乱歩さんがスタスタと私の前にやってきた。


江「これ君にもあげる。」


ズイッと差し出されたお菓子。

なんだくれるのか。あれ?苦手なお菓子だったのかな。申し訳ない

ありがとうございますと受け取るとヒソヒソと話す声。


中島「あの乱歩さんが人にお、お菓子を…」


国「しかもお気に入りの…」


その他にも、マジかよ。嘘でしょ。など少しづつ社内がざわつきはじめる。


あれ?なんか皆んなに見られるよ。怖ぇわ。


ここまで来て申し訳ないが逃げるように探偵社を去った…

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𝓡𝓲𝓷 - まだ今日始まって4時間なのに自分外して15hit……私入れて16hit……すごいです姐さん! (2023年4月10日 4時) (レス) @page32 id: aff6f0444c (このIDを非表示/違反報告)
柊 琥珀(プロフ) - 体重とか決める時点で細かいのでは……? (2021年9月27日 23時) (レス) @page2 id: 17f9b038b0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 乱歩さんで! (2021年6月25日 21時) (レス) id: 40851a8a24 (このIDを非表示/違反報告)
ミミミの松 - 中也で! (2016年11月23日 19時) (レス) id: 110a1a14b8 (このIDを非表示/違反報告)
月読 - 乱歩さんがいいです。 (2016年10月22日 10時) (レス) id: d1d8c1a475 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハナハナ☆ | 作成日時:2016年8月5日 3時

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