喧嘩したら無気力系の彼女が逃げた。【中也】文スト

逃げた７ ページ8

「……さん」


ん…？なん、だ？


「Aさん…」


誰だ…


中島「Aさん！！！起きて下さい！！」


『誰だ私の眠りを妨げる奴はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！！！！！！！！！！』


中島「ご、ごめんなさぁぁぁぁぁい！！！」


『っち、なんだ。人虎か。人騒がせな。』


太「A。敦君が怖がっているじゃないか」


『いや、知んないから。寝てるの起こした人虎が悪いから。』


意識がハッキリしてくると人虎は私からすごい距離を開けていた。


太「敦君にAを起こしてくれと頼んだんだよ〜」


『寝るの邪魔しないで下さいよ。』


異能力で刀を出して太宰さんの首スレスレに突き付ける。

だが太宰さんは指先で刀をひょいと下げると

刀は消えてしまった。


太「本当に寝起きの機嫌悪いね」


『私にとって寝るこそが生きがいなんだよ。』


太「あ、あともう日が暮れるよ。」


無視。無視なんだな。


『あー、もうこのソファで一夜を空けようかな…』


太「流石にそれは…」


『だってここ出て待ち伏せとかされていたら面倒だろ？？探偵社の中に居たら暫くは時間を稼げる筈だし。』


うん。中也ならあり得るな。



太「じゃあ私も今日はここに居るよ！」


『結構です。』


太「即答！？！？」


だって後で中也が知ったらうるさいんだもん。


『太宰さんより人虎か国木田さんがいい。』


国木田さんは今居なかったので


離れた場所に居る人虎を指さす。


中島「ぼ、僕ですか！？！？」


『うん。君がいい。』


中島「え、え！あの…その、」


慌ててる…。可愛いなw



『ふふ、冗談だよ。』


あ、シュートした。

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