喧嘩したら無気力系の彼女が逃げた。【中也】文スト

逃げた３ ページ4

コンコン。

『失礼しまーーーす。』



ノックした！偉いよ私！！

そして森の部屋に入る。





森「うん。ノックしたとこまでは良かったけど返事聞いてないから意味ないよ。Aちゃん。」


『すみませんでしたーーー。』


森「うん。思ってないね。」



あー、ばれたか。


そして本題へ


『あのさ森。私ポートマフィアやめるわ。』


森「それはまた突然だね」


『あと、詳細この手紙に書いてる。』


ポケットにしまっていたグチャグチャになった封筒を乱暴に机に置く。


森「面倒くさがりの君が手紙まで用意してるとは……明日は傘が必要かな？」


『ロリコンは黙っててくれませんか…？』


森「ひ、酷いなぁ〜」


『んじゃ、中也来たら面倒くさいんで私はこれで…』



用件は済ました。早くここを出ないと面倒な事になる。


森「んじゃ気をつけてね〜」


後ろから聞こえた呑気な声を無視して

早々に部屋を出た。


すると何処からともなくだ


「「「A何処だぁぁぁぁぁぁぁ！！」」」



とか言う雄叫びが聞こえたので声がする反対の方へ自然と足が動いた。


偶々自分の部屋の近くだったので立ち寄ってみると案の定、私の部屋のドアは見るも無残な姿に…



さようなら……私の部屋のドア。




ついでに自分の部屋に戻り必要な物を鞄に放り込んだ。



準備OK。


あ、そうだ。タクシー呼ぼう。


そんでアイツの処でちょっとお世話になろう。


頭の中では計画は今の所順調に進んでる。


口元にニヤリと笑みを浮かべながら階段を降りるのが面倒だったので窓から飛び降りた。

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