144話 ページ46
〜〜真選組屯所〜〜
蚊の多い夏の夜に姫色と雪美と真選組の隊士達は怪談に興じていて、その真選組の隊士の稲山が怪談話を語っているのを聞いている。
稲山「あれは今日みたいに蚊がたくさん飛んでる暑い夜だったねェ・・・俺、友達と一緒に花火やってるうちにいつの間にか辺りが真っ暗になっちゃって・・・」
隊員達『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
稲山「「いけね!母ちゃんにブッ飛ばされる!」ってんで帰る事になったわけ。それでね、散らかった花火を片付けてふっと寺小屋の方を見たの。」
近藤・山崎「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
稲山「そしたらさァ、もう真夜中だよ。そんな時間にさァ・・・寺小屋の窓から赤い着物の女がこっち見てんの。」
姫色「へぇ・・・あの隊員、なかなかやるなァ。」コソッ
雪美「ここまで雰囲気出して近藤さん達を恐がらせるなんて大したモンねェ。」コソッ
稲山「俺、もうギョッとしちゃって・・・でも気になったんで恐る恐る聞いてみたの。何やってんの?こんな時間にって・・・そしたらその女がニヤッと笑ってさ・・・」ニヤリ
稲山が怪談話を語り続けてる瞬間、後ろから土方がマヨネーズが大量にかかっている焼きそばの皿を片手で持って大声で上げながら言った。
土方「マヨネーズが足りないんだけどォォ!」
隊員達『ぎゃふァァァァァァ!!』ビクッ
姫色・雪美「「ぎゃあああああ!!」」ビクッ
隊員「副長ォォォォォ!!なんてことするんですかっ!大切なオチをォォ!!」
土方「知るかァ!マヨネーズが切れたんだよ!買っとけって言っただろ!焼きそば台無しだろーが!!」
姫色・雪美「「(・・・怪談話の雰囲気を台無しにしたお前に言われたくねーよ。(怒))」」イラッ
隊員「もう十分かかってるじゃねーか!何だよそれ!もはや焼きそばじゃねーよ!「黄色い奴」だよ!!」
土方達がそう揉め合ってる間に近藤が口から泡を吹いて気を失っていた。
隊員「アレ?局長?局長ォォ!!」
近藤「・・・・・・・・・・・・・・・っ!!」ビクビク
隊員「大変だァ!局長がマヨネーズで気絶したぞ!最悪だァァァ!!」
つづく
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いと - 黒魔霊歌さん» 把握です…!楽しみにしてますね…!有難うございます! (11月3日 22時) (レス) id: 925f56c7b1 (このIDを非表示/違反報告)
黒魔霊歌(プロフ) - いとさん» コメントありがとうございます。あの・・・「混合友人帳」なんですけど実はまだ下書き中なので申し訳ありませんがまだ教えする事は出来ません。なので出来上がったらお見せします。 (11月3日 20時) (レス) id: 202f862aa1 (このIDを非表示/違反報告)
いと - そして、私達の歌舞伎町、とても面白いです!設定も細かくて想像しやすいので、楽しく読ませていただいております…!即高評価を押しました!これからも頑張ってください! (11月3日 19時) (レス) @page1 id: 925f56c7b1 (このIDを非表示/違反報告)
いと - すみません、ここに失礼します…。いとと申します。浪川紅葉様・黒魔霊歌様・3秒坊主のけろ様・ふゆう様による「混合友人帳」という作品を拝読させていただきたいと思い書かせて頂きました。宜しければパスワードを教えていただくと幸いです… (11月3日 19時) (レス) id: 925f56c7b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒魔霊歌&不思議の国の有栖 x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2023年5月27日 12時