109話 ページ11
〜〜とある神社〜〜
一方、昔の泥棒仲間と再会したキャサリンは・・・・・・
クリカン「しばらく会わねェーうちに変わったな?お前?」
キャサリン「・・・野暮ネ。変ワッタナンテ言葉ハ若イ女シカ喜バナイ。大人ノ女ニハ「昔と変わらないね。」ッテ言ウモノヨ。」
クリカン「ハン。そーゆーとこは相変わらずだ・・・だが、俺達とつるんでいた頃のお前はもっとパンチが効いてたぜ。銀河中のお宝を荒らし回りどんな厳重な金庫も容易にこじ開ける。"鍵っ娘キャサリン"といえば知らねー奴はいなかった。」
キャサリン「止メテヨ。私ハモウ泥棒カラハ足洗ッタノ。」
クリカン「そうだな。そう言ってお前は俺達から去っていた。だが風の噂で聞いたが、お前・・・地球(こっち)でブタ箱にブチ込まれてたらしいじゃないの?盗み癖ってのはカレーうどんの汁より取り難い。洗っても洗っても落ちやしない。」
キャサリン「・・・・・・・・・・・・」
クリカン「今更無理して堅気でなったところでどうなるってんだ?それよりどうだ・・・また俺達、キャッツパンチに入らないか?実は俺達、江戸で一山を狙っててな。ここは天人と金が銀河中から集まってきてる・・・働き甲斐があるぜ。そこでお前の力が借りたいのさ。キャサリン。」
キャサリン「止メテヨ!今ノ女将サンニハ世話ニナッテルノ・・・モウ裏切ル事ナンテ出来ナイ。」
クリカン「わかってるさ。そんな事・・・だからこそこれ以上迷惑かけたくないだろ。最近ここらは火事が多いらしいじゃないの?お前んトコも気をつけないとな。」
キャサリン「!?」
クリカン「わかるだろ?キャッツパンチは金のためなら何でもやるぜ。」ニヤリ
キャサリン「クリカン!テメェェェ!!」ギロッ
クリカン「オイオイ。そんな顔すんなよ。お前にとってもいい話だろ。故郷の家族にゃまだ仕送りしてんだろ?そんな場末のスナックじゃ稼ぎもしれねーもんだろーに。それにお前にゃ堅気になるのは無理だ。その証拠に今のお前はとても苦しそーに見えるぜ・・・」
キャサリン「・・・・・・・・・・・・」
クリカン「そんな無理して堅気にこだわらないでもさァ。自分の特技を生かして生きればいいじゃない?丑の刻・二丁目の工場裏で待ってるぜェ・・・」
キャサリン「・・・・・・・・・・・・」
つづく
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いと - 黒魔霊歌さん» 把握です…!楽しみにしてますね…!有難うございます! (11月3日 22時) (レス) id: 925f56c7b1 (このIDを非表示/違反報告)
黒魔霊歌(プロフ) - いとさん» コメントありがとうございます。あの・・・「混合友人帳」なんですけど実はまだ下書き中なので申し訳ありませんがまだ教えする事は出来ません。なので出来上がったらお見せします。 (11月3日 20時) (レス) id: 202f862aa1 (このIDを非表示/違反報告)
いと - そして、私達の歌舞伎町、とても面白いです!設定も細かくて想像しやすいので、楽しく読ませていただいております…!即高評価を押しました!これからも頑張ってください! (11月3日 19時) (レス) @page1 id: 925f56c7b1 (このIDを非表示/違反報告)
いと - すみません、ここに失礼します…。いとと申します。浪川紅葉様・黒魔霊歌様・3秒坊主のけろ様・ふゆう様による「混合友人帳」という作品を拝読させていただきたいと思い書かせて頂きました。宜しければパスワードを教えていただくと幸いです… (11月3日 19時) (レス) id: 925f56c7b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒魔霊歌&不思議の国の有栖 x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2023年5月27日 12時