銃 ページ30
「鶴蝶……テメェ何しやがる?」
「イザナ…もういいだろ…?オレらの負けだ」
「!」
かくちょーくんがとめてくれた
「イザナの為だけに戦ってきた。イザナの思想が歪んでいても構わない。イザナの為になら喜んで死ねる」
プロポーズにしか聞こえねえのはなんで?
病身的すぎる
「天竺の負けだ、イザナ!!!」
「うるせぇえええぇぇ!!」
刹那、1発の銃声が埠頭に重く鳴り響いた
目の前でかくちょーくんが打たれた。しかも、イザナはそれをかばった
短期間で人が死ぬのをみた私は別に怖いとかもう思わない
「何度も何度もくりかえし…考えぬいた計画も花垣につぶされた。マイキーが使えなくなった今、オレはイザナを媒体にするしかなくなった。鶴蝶、テメェはジャマなんだよ」
「イザナ!」
倒れるイザナのとこにいく
「ニィ!」
「───天竺の負けだ」
「ふざけんなっ、オレが言うのはいい。オマエがそれを言うな!」
「ハハ、なんだよソレ……ワケわかんねぇ野郎だな…」
「イザナ…なんでオレなんかかばった!?オマエは王だ。おレをゴミのように捨ててでもオマエの時代を創らなきゃいけないんだ!!それが王だろ!?イザナぁ!」
「………"オレら"の時代…だよ」
「え?」
「ゴメンな、鶴蝶。…でもオレにはオマエとシエルしかいないから」
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不思議の国の有栖さん(プロフ) - 美園さん» そんなこといわれたの初めてです。ありがとうございます (2021年11月2日 14時) (レス) id: 4a633c72cd (このIDを非表示/違反報告)
美園(プロフ) - つい最近この物語を見つけて,面白くて集中して最後まで読んでしまいました!もう作者様神すぎません?この小説で何回も泣かされているんですよ…夢小説でここまで泣いたの初めてですよ…ほんとガチ泣きで画面見えなくてやっと落ち着いてきて読んでたらまた涙出てきて… (2021年11月2日 14時) (レス) @page50 id: 0b7aaa97b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:不思議の国の有栖さん | 作者ホームページ:なし
作成日時:2021年10月24日 16時