説得 ページ14
「マイキー……だめだって……殺したら」
このままだと絶対に殺す
止めないと
「ハァッハァ...マイキー」
「ケンチン喧嘩はもう終わりだ。」
「は?!おいおい喧嘩は終わり!?舐めてんのかマイキー。そんなのテメーの決めることじゃねーだろーが!!!」
ドゴッ
「ッ!!!?」
「ほら、終わった」
だめだ。私が止めなきゃ
「人は誰しもが裏切る。終わらせようぜ、マイキー」
「マイキーが…一虎を…殺しちまう…」
「なんて無力なんだッ…!!!」
「……マイキー!!」
ここは私がいかないとだめだ
圭介も死にかけだし
私は傷口を抑えてなんとかマイキーのところにむかう
「圭介、頼むね……」
「シエルちゃん⁉その傷で⁉」
「……私は妹だからマイキーは殴れない......ごほっ……」
「絶対に無理すんなよ?」
「……うん」
「テメェが死ぬか俺が死ぬかだ」
「マイキー」
「大事なモン壊すしか能がねぇなら」
「マイキー!!」
「俺がここで壊してやる」
「おい!!佐野万次郎!!話を聞けや!!……ごほっげほっ」
「シエル?」
叫びすぎて喉が痛い
「動くな!!死ぬかもしれねえだろ。あぶねえからどいてろ」
「話を聞いて……」
「どけよ」
「圭介の想いを潰す気?圭介が……東卍を守りたいって気持ちがなんでわからない?」
ここをどいたら絶対にマイキーが一虎を殺す
でもそんなこと誰も望んでない
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作者名:不思議の国の有栖さん | 作者ホームページ:なし
作成日時:2021年10月15日 17時