恋人からの贈り物 ページ37
「あと、これ、場地のお母さんから預かってきた
場地がお前にあげようとしてた誕生日プレゼントと手紙」
「え?」
「あいつ、お前にあげようと頑張ってお手伝いしてお金貯めてたらしいぜ?」
圭介……
「用済んだし帰るわ」
なんでお前はそんなクールに帰ってくの?
「よかったネ、2人とも」
「えへへへへ」
「うん」
__________
「髪飾り…?」
可愛い髪飾りだった
しかも少し高めの
『シエルへ
たんじょうび、おめでとう。
いつも迷惑かけてばっかりでごめんな
今回のこともお前にめちゃくちゃていわくかけてる
ホントこんな俺の変人になってくれてありがとうな
愛してる
場地圭介より』
「恋人の恋、変て間違ってるし……ホント馬鹿なんだから……」
なんでこんなことしてくれたんだよ
早く会いたいよ
私こそ愛してる、大好き
「……」
はぁ、私が庇ったんだから無事で起きてこないと呪うからな?
目が覚めるまで毎日毎回会いに行って
ずっとそばにいてあげなきゃな
こんな素敵な物貰ったんだ
……愛してるよ、私も
だから、いつでもいいからここに戻ってきてね?
今日はもう一回会いに行ってあげよう
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作者名:不思議の国の有栖さん | 作者ホームページ:なし
作成日時:2021年10月15日 17時