片想い ページ3
「いや、シエルちゃんて以外と恋人の前ではだいた……」
「……」威圧
「イヤナンデモナイデス。あ、うちのひなは俺の前ではキスをせがめ」
「相棒、やめとけ。殺されるぞ?」
「アッすみません」
「……」
見てたなんなら見てたっていえよ
そのほうがせいせいするんだが?
「……俺もなんとなくわかるかな。あの俺も恋人いる身だからその、場地君がシエルちゃんを裏切らないってことは痛いほどわかる」
「…」
「相棒、恋人いんのかよ」
「え、いるよ」
「くっそ!!俺だけか!こんなかで付き合ってないの」
なんか、すみません
いつも本当にご迷惑おかけしてます
「千冬ならいいお婿さんになれる」
「シエルちゃん、気を使わなくていいよ」
「え、でも、好きな人くらいはいるでしょ?」
「……いるにはいる」
「なら告れば」
「……無理だよ。向こうは人の物だし。俺の手に届くような人じゃねえ」
片想いってやつか
ならしょうがないし、どうしようもない
私は黙っておくか
「いいんだよ。好きな人に笑っていてくれたらさ
それだけで俺はいいんだ」
千冬……すっごくいいやつすぎないか?
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作者名:不思議の国の有栖さん | 作者ホームページ:なし
作成日時:2021年10月15日 17時