苦労人の佐野家長女の周りには不良しかいない2 (ページ15)

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争いページ15

「マイキー、神社にみんな、集めた？」

「うん。それより新しい中学どう？」

「んー、暇。気合い入った奴いねーし。シエル来るまで我慢しとく」

「お前らと同じ中学だったらなー。暇させねえよ。てか、シエルに迷惑かけんなよ？あいつ、お前のことが心配なんだらさ」

「わかってる」

「つーか、いいなー、単車。これゴキだろ？」

「オウ。ぶっ壊れて捨ててあったのを地味に直したんだ。俺のゴキが東京一だ」

「は？東京一？俺のゼファーは日本一だけど？」

「オイオイオイオイ。日本一とか聞き捨てならねぇなぁ。俺のインパルスは世界一だぞ？」

「シエル！なんでお前、三ツ谷の後ろに乗ってんだよ！？」

「マイキー、載せてるじゃん」

約束してたから三ツ谷の妹ちゃん達と遊んでたら送ってくれるっていったからだけど

「それはいいけどお前が乗っていいバイクなのは俺のだけだよ!!」

「ヤキモチすんなよ。場地。重力圏内で争うなよ。俺のケッチは宇宙一だ、コラ」

あ、マイキー、眠そう

「マイキー、はい、タオル」

「持ってきてくれたの？サンキュー」

「うん」

「オレのCBX400Fが最強だよー。世界とか宇宙とかわかんねーけどさー。くだらねー事言ってないでさー。武蔵神社まで競争な？」

うん、ぱーちん。お前はそのまんまでええよ？

「つかおい、マイキー、寝るな！おい！シエル!!マイキーになんでタオル渡した！？」

「眠そう」

「バイクは危ねえだろ！マイキーを甘やかすな！……俺にだってやったことないくせに」ボソッ

「場地、お前、どんだけ好きなんだよ」

「お前は本当にヤキモチやきだな」

「うるせーな！」

え？焼き餅焼いてくれてるの?嬉しい