苦労人の佐野家長女の周りには不良しかいない2 (ページ13)

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提案ページ13

「俺、黒龍をぶっ飛ばす大気名分のために暴走族作ろうと思う。総長はマイキーで。副総長がドラケンで、旗持ちがぱーちんで、俺と一虎が特攻隊。で、お前が影の相談役になってほしい」

「!?」

「ほらシエルは頭いいし、喧嘩強いし、不良の情報にめちゃくちゃ詳しいし、よくマイキーとかから相談されてるだろ？抗争には参加しなくていいから影からその頭の良さで支えてほしいんだ。
何があっても俺がお前を守る。
勿論、マイキー達の許可はとる。でもその前に俺は、いや、俺らにはお前がいる。頼まれてくれねえか？」

「……圭介はずるいな。仕方がない」

「いいのか！？」

「勿論」

「それは百万力以上だな!!」

「エマには秘密ね」

「当たり前だろ」

「圭介が私を守るなら私も圭介のこと守る」

「っつ……お前な……無理すんなよ!!絶対!!」

「当たり前」

イザナが残したものにけりをつける

イザナが変わったのは私のせいだから

イザナが黒龍を変えたのは私のせいで壊れてしまったから

だからこれは絶対にどうにかしないといけないんだ

私が昔、巻いてしまった種を回収する

それが私ができること

「まーた、お前は何か自分のせいにしてるだろ！」

「いたっ」

デコピンされた

「お前は俺がいるから大丈夫だ。だから安心しろ」

「圭介にも私がいる。だから置いていかないでね」

「っっ……俺のことも置いていくなよ?」

あまりに照れてる顔が可愛いすぎるから心臓がやられた