苦労人の佐野家長女の周りには不良しかいない (ページ7)

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慰めページ7

「オイ佐野、ちょっと組手しろよ」

「え？ヤダよ。汗かきたくねぇもん」

「じゃあ、なんで道場来てんだよ」

「俺のすごさ見せつけて目立ちたいから」

予想を裏切らないマンジロー兄

「あ、昨日俺の手当てしてくれた奴じゃん！ありがとうな！…と誰？」

「俺の妹の双子」

「は？」

めっちゃ適当だな

「へー、オ前らお袋が違うんだ？。外人みてぇな名前だな」

「だろ？」

間違いなくこの二人の思考回路は同じレベルだな

類は友を呼ぶってこうゆうことなのね

「じゃあオレ、エドワードのエド」

「オレ、マイケルのマイキー」

え、なにやむてるの？

何が楽しいのかわかんない

「シエル姉…」

「エマ？」

「本当はわかってるんだ、ママの気持ち。ママはウチらの事嫌いだから。だから捨てたって、わかってるんだ」

「でも、言ったんだよ？用事がおわったら迎えにくるって。言ったんだ」

あーあー、こいつらのせいで思い出して泣き始めた！！

「よしよし、エマ…大丈夫…大丈夫…」

「シエル姉……」

「…私はエマのこと大好きだよ…向こうに行ってエマの大好きな本でもよんで好きなお菓子でも食べよ？」

「うん…シエル姉のこと大好き……」

よし、エマになんか買ってあげよう