苦労人の佐野家長女の周りには不良しかいない (ページ15)

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急な話ページ15

「あー…マンジローに話しておかなきゃいけないことがあるんだけど」

もう一人の兄貴、引き取りたいんだ。

事情があって少年院にいンだけど、家族になればお前の三つ上の兄弟になる。

「ほら、前に話しただろ。お前に兄貴がいたらどうする？って」

「あー…ウン」

「…マイキー話聞いてない」

マイキーは興味のある話しかきかない

どうせそんなことだろうと思ったわ

いや、大体予想できてたわ

そこでマイキーに真兄が1から説明した

「兄貴の名は黒川イザナ。シエルとエマの旧姓も黒川だ」

「……」

「…どうだ？マンジロー、オレはアイツを家族にしたい。許してくれるか？」

「イーヨ」

「だよな…急にそんなこと言われても……？？？」

「イーヨ」

「いいのか！？」

「うん。シンイチローがそうしたいならすればいい。オレも興味あるし。それにシエルの願いでもあるんだろ！」

「それもそうだな！」

間違いなくマイキーとイザナは性格上、相性が悪いだろう

あった瞬間、喧嘩になりそうで怖い

しかも、二人共、実力同じだから多分周りの被害がやばいのは確実

……私は考えることを放棄した

考えただけでも胃が痛くなりそうだしやめておこう