お化粧 ページ19
フリーナと一緒にデパートで買い物をしていると、煌びやかなお店が目に入った。
化粧品売り場のようで、自分には馴染みない場所だが 意気揚々と進んでいくフリーナの後を追った。
「この新色のリップ、Aにとても似合うと思うんだ！試してみないかい？」
『そ、そうなの…？ありがとう…つけてみようかな』
職業が画家で 自宅は街から遠く 普段は家を出ない私はあまり化粧品を買わず、外出する時はいつも同じようなお化粧をしている。
化粧品には詳しくないし中々使わないけれど、
はしゃぐフリーナを見ていると興味が湧いてきた。
「このブランドはボクのお気に入りで、発色が良く色落ちしにくいけど肌に優しいんだ……今はあまり気軽に買えなくなってしまったけど」
『そうなの？……高っ』
ふと値札に目をやると、
想像していた値段よりも0が2つ多い。
流石はフォンテーヌの大スター、この値段の物を以前は気軽に買っていたと思うと感服してしまう。
簪のお礼を何かプレゼントしたいと思っていたけれど、水神フリーナはどんな高価な物も手にしてきただろう。
彼女の好みを探るはずが、
余計にプレゼント選びが難しくなってしまった。
「ボクが今日つけているのもこのブランドの物なんだ。」
フリーナの瞼は薄く色付いていて、
たまにきらきらと光っている。
フリーナが光り輝いて見えるのはお化粧の力もあるのかと思ったが、それとはまた違うようだ。
「これはまつ毛を綺麗に見せるもので、試しにテスターを塗ると……ほら、何だか透明感が出たと思わないかい？」
確かに何だか先程よりも艶があって、フリーナが瞬きする度にうっとりとしてしまう。
『うん、綺麗。さっきまでも可愛かったけど、より魅力的になったね』
「ふ、ふふん！そうだろう！？」
頬を紅くしてわたわたと慌てているフリーナが可愛い。照れて伏せ目になっていて、綺麗なまつ毛がよく見える。
「え、えぇーと、コホン！これは頬を綺麗に色付けるもので……」
『既に頬赤いからいらないんじゃない？それを塗ってみても可愛いだろうけど』
頬が赤いことに気が付いたのか、手の甲で頬を冷ましている。そんな様子すら可愛らしい。
「き、今日はこのお店で化粧品を買えるほどモラが無いし、別のお店も見ていかないかい？」
『そうしようか、2階にケーキが美味しいカフェができたんだって。行ってみようか』
2人でお店を出て、軽い足取りでカフェへ向かった。
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みずな(プロフ) - あくのさん» 私も書きながら1人で喜んでいました、フリーナ様可愛いすぎますよね。その星はおそらく私の口角ですね、フリーナ様の目にも届くような星になれるように日々精進します、コメントありがとうございます！ (3月24日 22時) (
レス) id: 3424fe9de0 (このIDを非表示/違反報告)
あくの(プロフ) - バレンタインの話を見て、え、もしかして…！？とか一人で喜んでたんですけどまさか本当にそうだったとは…頑張って思いを伝えようとしてるの可愛い……これからも全力で応援させていただきます！！ あと夜空に見たことない星があるんですけど作者様の口角ですかね？？ (3月23日 21時) (レス) @page16 id: 514da34b34 (このIDを非表示/違反報告)
フリーナ様Love(プロフ) - 水神の笑顔が生きがいさん» お名前に大変共感しました…!!!ありがとうございます、物凄く嬉しいです！励みになります〜！ (3月12日 21時) (レス) id: 3424fe9de0 (このIDを非表示/違反報告)
水神の笑顔が生きがい - 好きです。（真顔）これからも頑張って下さい！ (3月12日 6時) (レス) @page7 id: 5793d7438b (このIDを非表示/違反報告)
フリーナ様Love(プロフ) - 作者です。この場を借りてお礼を言わせて下さい。100%自己満足で書いていた作品なので沢山の評価等頂けて驚いています。リクエスト等ありましたらお答えしますので、気軽にコメントお願いします。この作品で少しでもフリーナ様の魅力を伝えられたら嬉しいです。 (3月8日 22時) (レス) id: 3424fe9de0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずな | 作成日時：2024年3月7日 17時
