22息抜き ページ23
-ヒロイン視点-
「さっ、ココだよ」
ベポの一言で足を止め
とあるお店の前に到着する。
既に前半のクルー達は入店していて
ロー達も次々に入っていく。
『あ、やっぱり…そうだよね』
Aの呟きは夜の町にかき消される。
ベポが飲みに行こうと言っていたから
普通に居酒屋かな〜と思ってた。
やっぱり皆、久々の町の夜だもんね。
ただ飲むだけじゃ……ね。
前に乗ってた船は
こんな扱いじゃなかった訳だし
そりゃあ、男の人だもんね。
楽しみたいよね。
「いらっしゃいませ〜♪」
飲み屋に入ると
綺麗な衣装に身を包んだ女の人が
キラキラ輝くお店の中で
衣装に負けず輝いていた。
それぞれテーブルに別れて
盛り上がっていく。
Aはというと、もちろん
ローやペンギン達と同じテーブルに座る。
「A何飲む？」
ベポが声をかけてきた。
一緒にメニューを見て適当に答える。
「いらっしゃいませ〜」
「やった〜♪お兄さんの席なんて、ツイてる」
「あら？コチラのお兄さんも素敵ね」
甲高い声が降ってきたと思ったら
３人の女の人がテーブルへやってきた。
それぞれの間に座っていく。
ペンギン⇔ロー⇔シャチ⇔ベポ、A
シャチとベポの間までで終わる。
やっぱり女は頭数に入れないのかな？
来たこと無いので今一つ
仕組みがわからない。
ビールが来て、特にすることのない私は
グビグビと飲み進める。
「わぁ、熊さんもいるの？」
「どうも、ベポです」
「えー、喋れるのー！？」
「あ、喋ってすみません…」
「こんな海じゃ平気よ〜♪」
ベポも注目され、照れたり、凹んだり
満更でもなさそう。
「なぁに？お兄さん達 海賊なの？」
「あぁ、ちょっとは有名なんだぜ？？」
シャチもデヘデヘしちゃってさ。
さっきは飲み比べしよう言ってたのに！！
なんて、いつの間にかイライラしちゃってたら
急に話を振られていた。
「可愛らしい女の子もいるのね？」
『あ、どうも。私はクルーじゃなくて…ちょっと居候させてもらってるんです』
愛想笑いを返す。
「海賊に居候！？」
「ウケる〜変わってるね」
「でも羨ましい！こんな男前なお兄さんと一緒だなんて」
そう言って一人のお姉さんは
ローさんの肩や太ももに触れようとする。
『ちょっと私お手洗いに…どちらですかね？』
トイレを案内してもらって、一人向かう。
背を向けた私はローさんが
見つめていたなんて知らないでいた。
→next.
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ファニー☆(プロフ) - ちいさん» ありがとうございます(*´▽｀*)嬉しいです！励みになります♪私の願望で描いております(笑) (2020年4月19日 6時) (
レス) id: b49809007e (このIDを非表示/違反報告)
ちい - めっちゃ好きな感じの話です！ 私もロー大好きなので美味しいです(笑)続き楽しみにしてます！ (2020年4月19日 2時) (レス) id: 51140f54c4 (このIDを非表示/違反報告)
ファニー☆(プロフ) - 星猫さん» ONE PIECE、大罪、おそ松くん、地獄楽やら いろいろありますよ！ (2020年3月29日 9時) (レス) id: b49809007e (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2020年3月29日 9時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ファニー☆ | 作成日時：2020年2月19日 12時
