15道連れ ページ16
-ヒロイン視点-
びっくりした。まさか あんなに
あっさり許可が降りるなんて
この船 本当に海賊！？
船長室を出た私は、さっきまでの緊張感に
未だ胸をハラハラさせていた。
あれでも緊張していたのだ。
やっぱり、一端の海賊団の船長。
威圧感が半端ない…
でも優しい人なのかも。
結局は許してくれた訳だし……
「上陸だぁー！！」
考え込んでいるとクルーの声が聞こえてきた。
島へと上陸したみたい。
甲板へと向かうとわいわい賑わうクルー達が居て、中心にペンギンさん達を見つける。
「あ、Aちゃん。本当に降りるの？」ベポさんが眉毛をハの字に曲げながら聞いてきた。
『その事なんですが………』
そうか、まだ船長さんとしか
話してないもんな。
私が話そうかと思ったら
すぐ後ろから低めの声が降ってきた。
「その件だが…訳あってコイツは下船しねぇ。コンソラ島まで、暫く乗せていく。」
「え！？そうなのか！」
「やったね！また一緒に居れるね」
素直に喜んでくれるシャチさんやベポさんにつられ、顔が緩む。
「良かったなぁ！！」
周りのクルー達も喜んでくれているみたいだ。
「ログは明日の明け方。船番以外はそれまで自由だが、お前ら問題は起こすなよ。」
そう言って、船長さんは島に降りるべく甲板端へと向かっていく。
その後ろ姿に答えるクルー達。
「「「アイアイ、キャプテン」」」
なに、この人達 可愛い…
変わった返事に笑いがこみ上げてくる。
一人ニヤケそうになっていた私に
急に声がかかった。
「おい、行くぞ」
『え！？』
な、なに！？
船長さんが私を……睨んでる？？←
「買い出しだ、監視付きと言っただろ」
そう言い残し船長さんはまた歩き始める。
うそ、嘘ー！？
監視って言ってたけど船長さん？？
いや、ムリムリ……
緊張して疲れるの目に見えてる
私は咄嗟に隣りに居たシャチの袖を引っ張る。
「うわぁ！？なんだよ//」
『一緒行きませんか？』
「なんでだよ//」
『いや、船長さんと二人とか緊張して死にます』
私の叫びを聞いてペンギンさんが吹き出す。
「ははっ、確かに初対面じゃ気まずいわな」
『ほら、ペンギンさんも一緒行きましょ』
「おおっ//」反対側の手でペンギンさんを逃がさまいと腕を掴む。
「じゃあ皆で行こうよ♪」
あぁ…ベポさんが天使に見える。
『ありがとうございます！』
私は３人を引き連れ
船長さんの後を追いかけた。
→next.
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ファニー☆(プロフ) - ちいさん» ありがとうございます(*´▽｀*)嬉しいです！励みになります♪私の願望で描いております(笑) (2020年4月19日 6時) (
レス) id: b49809007e (このIDを非表示/違反報告)
ちい - めっちゃ好きな感じの話です！ 私もロー大好きなので美味しいです(笑)続き楽しみにしてます！ (2020年4月19日 2時) (レス) id: 51140f54c4 (このIDを非表示/違反報告)
ファニー☆(プロフ) - 星猫さん» ONE PIECE、大罪、おそ松くん、地獄楽やら いろいろありますよ！ (2020年3月29日 9時) (レス) id: b49809007e (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2020年3月29日 9時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ファニー☆ | 作成日時：2020年2月19日 12時
