どうでもいい噺 ページ49
tn｢はぁ……落ち着いたようやな。｣
zm｢疲れとるだろうし俺らが今日の夕飯調達してくるわ！｣
『まぁ、グロッキーな奴らに任せるくらいならっと。』
あの後、ペ神と乱闘騒ぎをする奴が出てきて、トントンが仲裁に入った。危うく馬車吹っ飛ぶとこだったよ、ホント。
特に悪くもないのに殴られたペ神は拗ねて、解毒の能力……まぁ酔い覚ましの能力なんだが、それを掛けようと思っていたのをやめてしまった。
sn｢もう知らん。｣
ni｢まぁまぁ、あんま大人気ない対応も取ったらアカンで。｣
そんな訳で未だに気分が悪い奴らが沢山いる。動ける私達は、仕方なく今日の夕飯の調達に行く訳だ。面倒くさ。
『んじゃ、月が見える前にはここに集合。迷ったらインカムで知らせた後、各自持ってる狼煙を上げろ。』
zm｢了解。｣
rb｢分かったでー。｣
とまぁ、乱雑な返事で私達は分かれていったのだが。
『迷ったわ。』
珍しく迷った。狼煙は持ってるから、それに火をつけて……
『……どちら様？』
kyo｢あれま。よく気付いたな。｣
『あぁ。らっだぁさんとこの。』
ふと、誰かに見られている感覚がしたので警戒してみたものの、またコイツらだったか。……いや、なんでいるんだ？
kyo｢ちょっと今暇？｣
軽い口調で聞かれた。
『まぁ、時間はありますけど。』
無い訳では無い。食材は転移させたし、月が見えるまでにはまだ少しある筈だ。関わりたくはないが――
こうも真剣な眼差しで見られると、流石に答えない訳にはいかないか。
kyo｢こっち来な。｣
木の上に案内され、朱の光は当たらなくなる。
『それで、お話って？』
kyo｢君らのパーティって、最近有名じゃん。そりゃ強いし、評価されてこそだと思うしね。そこで何となく、気になった訳だ。君達さ。｣
そいつが放った言葉は、彼らからすれば会心の一撃のような。
"人って、殺せんの？"
kyo｢あぁいや、そんな奥歯を噛み締めんな。俺の実家がちょっと、暗殺とかもやる職業の一家でさ。まぁもう縁切ったけど。ちょっとそう言うのに敏感な訳。余りにも、謀反を企てるには綺麗すぎて吃驚したんだよ。｣
『謀反？』
確かに企てているといえばそうだが、こいつに話した覚えはない。何故だ？
kyo｢あれ？企ててないの？全ての事の真相に気づいた勇者なのに？｣
思わず彼の顔を見てしまった。何故知っているのか、尋ねる前に彼は笑った。
kyo｢俺を誰だと思ってんだ。いや、まぁ君らは知らないか？自分が名乗るのは初めてかぁ。……俺は金豚きょー。暗殺者として育てられた剣士。血塗れの感情ならすぐ分かるわ。｣
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Luma - ぺ神よ、それを先に言えw (2021年2月20日 17時) (
レス) id: b17ded2eab (このIDを非表示/違反報告)
ライアー - niさんすげぇ、、、 (2021年1月10日 9時) (レス) id: 21a1021849 (このIDを非表示/違反報告)
あしゅ(プロフ) - しおりんさん» コメントありがとうございます。更新程々に頑張りますね！ (2020年12月18日 19時) (レス) id: 8eec1eca06 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - これは…この過去はpktさんでは！？だったら美味しいです！更新頑張ってください！ (2020年12月18日 1時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
あしゅ(プロフ) - ライアーさん» コメントありがとうございます。もう少ししてからですが更新頑張りますね！ (2020年11月22日 12時) (レス) id: 8eec1eca06 (このIDを非表示/違反報告)
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