飛び込んだ先 ページ34
そして俺らはその空間の前に行く。
一体ここが何なのか、全くと言っていい程分からない。ただ、この先に向かえば彼女はきっといる。そう思って足を踏み出そうとした瞬間に、ショッピが声を掛けた。
shp｢そこ、ホンマに行くんですか……？｣
ショッピだけでない、コネシマもだ。
kn｢ワンチャン、そこ以外にAが居る可能性は……？｣
gr｢ここ以外は見て分かる通り誰も居ない。だから確実だろう。｣
この止め方から、この先には何か二人にとって都合の悪いものが有るのだろうか。それより、なんで二人はこの先を知っているのだろうか。
まぁいい。取り敢えず先に進もう。
gr｢行くぞ。｣
そして、今度こそ、その空間に足を踏み入れた。
kn｢はぁ……｣
shp｢あぁ……｣
空間に入った瞬間、二人は憂鬱そうにため息をつく。ここは……教室？何故？と言うか見たことの無い教室だが？
shp｢プライバシーの侵害やろ、こんなもの。｣
そうショッピが呟くが、その意図を聞く前に、誰も居なかった教室の扉が開く。
『書類が多いよ……』
pkt｢はいはい、頑張れ。｣
これは、A……？そしてその隣の男は？
zm｢Aっ！｣
ゾムが叫ぶが、此方に気が付くことも無い。
見えていないのか？
疑問が絶えない中、二人の会話は続いていく。
『ねぇ。文化祭の場所取りで揉めてたけど、大事にならない？』
pkt｢まぁ、なるかもね。口論で済めばいいんだけど……｣
『いやぁ……揉めてる面子が面子やから。』
pkt｢でもさ、出店が同じなだけで、無関係な人も居るよね。｣
『あー、誰だっけ？ショッピ君とかコネシマとか？』
pkt｢片方は喧嘩しそうじゃん。｣
『そっか。』
ショッピとコネシマの名前が……？
gr｢一体どういう事だ、説明してくれ。｣
すると、ショッピは目を逸らし、コネシマは口を尖らす。
俺が見つめていると、仕方なくショッピは目線を戻して。
shp｢過去の、記憶っすよ。……彼女、すぐ忘れるって言ったやないすか。だから真っ白なんです。代わりに、ここだけはハッキリ覚えている。……理由、分かりますかね？｣
よく分からない。ここが過去の記憶だとして、中学の時だけハッキリ残っている？
zm｢その時に、忘れなれない事件が起きたから、か？｣
kn｢……せや。文化祭の時に起きた大喧嘩と、その後始末。その時に起きた事件。一番のアイツのトラウマやな。｣
俺は無意識に、唇を噛んで、その先の会話に耳を澄ませていた。
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Luma - ぺ神よ、それを先に言えw (2021年2月20日 17時) (
レス) id: b17ded2eab (このIDを非表示/違反報告)
ライアー - niさんすげぇ、、、 (2021年1月10日 9時) (レス) id: 21a1021849 (このIDを非表示/違反報告)
あしゅ(プロフ) - しおりんさん» コメントありがとうございます。更新程々に頑張りますね！ (2020年12月18日 19時) (レス) id: 8eec1eca06 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - これは…この過去はpktさんでは！？だったら美味しいです！更新頑張ってください！ (2020年12月18日 1時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
あしゅ(プロフ) - ライアーさん» コメントありがとうございます。もう少ししてからですが更新頑張りますね！ (2020年11月22日 12時) (レス) id: 8eec1eca06 (このIDを非表示/違反報告)
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