現実を眺めて ページ32
sn｢……兄さん。ちょうど良かった。｣
兄さん、と呼ばれたその男、紫のストールを巻いて、黒の鞄を下げている。
ni｢にしても、急に転移させられてびっくりしたんやけど。｣
md｢ごめん。ちょっと急用だった。｣
ni｢まぁいいけど。……知らん顔がいるけど、どちらさん？｣
sn｢俺のパーティーメンバー。で、今その女の子が転移系の反動で倒れてる。どうなってるか分かる？｣
すると、彼はAに近づき、脈を測った後。
ni｢何したらここまで行くの……？｣
sn｢分からない。それで？｣
ni｢恐らく、異空間をこの世界に呼び寄せて、その中で何かしてたんだろうね。で、反動として取り残された。意識だけね。死ぬ事は無いけれど、戻って来る事も殆ど無い。｣
それは実質、死んだも同然じゃないか……！
sn｢殆どって事は、方法はあるの？｣
ni｢まぁ、無い事は無い。下手したら全員空間に取り残されたままやけど。｣
sn｢………それは、医師の独断じゃ難しい。リーダー、どう？｣
全員取り残されたままなのは困る。でも……
gr｢お前らはどう思うんだ？｣
os｢まぁ、騒がしいのが一人消えたのは困るから、助けに行ってもいいけど？｣
tn｢助けたい。お前も大先生と同じ事しとるって、叱ったるんや。｣
sho｢まだ俺、アイツと行動したいかな。｣
kn｢なーんか、一人欠けたら味気無いからな。｣
ht｢助けたいよ、信じてるもん。｣
rb｢Aがおらんと野宿もろくに出来へんわ。｣
zm｢まだ俺、話聞いてないから。｣
em｢彼女だけ置いてけぼりってのもどうかと思いますんで。｣
shp｢……Aは、仲間ですから。｣
ci｢アンタらツンデレ酷いな……Aの事、助けたい。｣
そして。
ut｢あー……結局なんか僕、締まらんかったな……んで、話聞くにAを助けに行くんやろ？どっかから。勿論賛成。｣
大先生、まだお前……
ut｢大丈夫大丈夫。脱水症状やし、能力さえ使わなければ大丈夫やって。｣
sn｢些か心配ではあるけれど、他の人の反動よりはマシだったね。なんか若干手加減してたし。全力を込めてなかったから、復帰は早かった。能力の出し惜しみせずに治療したしね。｣
いいのだろうか。……全く、心配させないで欲しい。心臓に悪い。
ni「じゃあ、ここじゃあいつ魔物がまた来るかわからないし下山しようか。」
md「ｹﾞｻﾞﾝﾅﾗﾏｶｾﾃ｡」
そして再び彼が能力を発動させる。彼も、アイツと同じ転移能力者なのだろうか。
そういえば、街は……？マグマについては大丈夫だと、アイツは言っていたが……
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Luma - ぺ神よ、それを先に言えw (2021年2月20日 17時) (
レス) id: b17ded2eab (このIDを非表示/違反報告)
ライアー - niさんすげぇ、、、 (2021年1月10日 9時) (レス) id: 21a1021849 (このIDを非表示/違反報告)
あしゅ(プロフ) - しおりんさん» コメントありがとうございます。更新程々に頑張りますね！ (2020年12月18日 19時) (レス) id: 8eec1eca06 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - これは…この過去はpktさんでは！？だったら美味しいです！更新頑張ってください！ (2020年12月18日 1時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
あしゅ(プロフ) - ライアーさん» コメントありがとうございます。もう少ししてからですが更新頑張りますね！ (2020年11月22日 12時) (レス) id: 8eec1eca06 (このIDを非表示/違反報告)
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